植田真梨恵、新曲「FAR」MVに“白い息”と“肌の白さ”

2019年にメジャーデビュー5周年を迎える植田真梨恵が、『祝5周年！5作連続リリース！』と題したアニバーサリー企画を展開中だ。先ごろ、その第一弾としてデジタルシングル「FAR」が配信リリースとなったが、同楽曲のショートMVが本日1月22日に公開された。

◆「FAR」ミュージックビデオshort ver. 動画

植田真梨恵は2018年8月、インディーズデビュー10周年を迎えた。6年の経験と実績を培ったインディーズ時代。さらに遡れば、“歌手になりたい”と福岡でオーディションを受け続け、優勝というデビューへの糸口を掴んだ15歳の少女は、メジャーデビューを果たした2014年に家族のもとを離れてから9年が経とうとしていた。当時24歳となっていた植田真梨恵は「もうメジャーデビューを諦めかけていた」と振り返る。

それと同時に、インディーズでアルバム4枚と3枚組シングルをリリースしていた植田は、“好き”という初期衝動だけでは自分の中のガソリンが足りなくなっていることに気付き始めたという。ガソリンを燃やしながらも“誰かに必要とされる歌を作らなきゃ”という焦りにも似た思いに突き動かされていたそうだ。そんな中で、家族関係における大きな出来事をきっかけに書いた曲が「FAR」であり、他の誰でもなく自分が救われるために書いた歌、強烈に心が動いて書かずにいられなかった曲でもある。

公開された「FAR」ミュージックビデオshort ver.は、歌詞と植田の表情だけを魅せるシンプルな映像だ。白い息を吐きながら独り言のように歌う、血の気の失せたようにも見える植田の肌の白さと、カメラを見据えたままの物憂げな表情が印象的な映像に仕上がっている。

なお、植田真梨恵は明日1月23日、『祝5周年！5作連続リリース！』の第二弾としてラズワルドピアノツアーを収めた映像作品『Live of Lazward Piano “bilberry tour” at 東京グローブ座』をリリースする。同作品は2018年3月に東京グローブ座で行われたツアーファイナルを完全収録したBlu-rayと、重要文化財でもある京都文化博物館別館ホールで行われた公演を収録したLIVE CDとの二枚組となるものだ。アコギとグランドピアノと歌だけで構成される極上の2時間。植田とピアニストの西村広文が息を合わせ、寄り添い、時に殺伐とした緊張感を持ってにらみ合いながらぶつかり合うステージがパッケージとなって届けられる。