オリンポス16闘神、新メンバーは顧問弁護士

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「音楽敗北宣言」を標榜したまま2018年に結成16周年を迎えてしまったオリンポス16闘神が、顧問弁護士兼ドラマーとして尋木浩司を招き入れた。つまりはバンド新メンバーの加入である。

尋木浩司はいわゆる現役の弁護士である。「ことぶき法律事務所」代表弁護士として企業法務全般/知的財産/不動産運用/資産流動化等に対し専門的リーガルサポートを遂行している人物だが、これまでにバンド界最強を掲げ武力強化採用を遂行してきたオリンポス16闘神が、武力のみならず法曹の武装を加速させることで更なる最強ファクターを獲得しようとしたフシがある。

これまで、オリンポス16闘神は「BtoBtoC戦略に特化した世界初のインディーズバンド」として、多くの企業や団体に楽曲提供を果たしている。10数名に及ぶバンドメンバーは、ホラ貝/和太鼓/9弦ギターといった異端サウンドを擁し、医者と大学教員とマンガ家と投資家/元修斗世界チャンピオン/整体師と元パチプロといった珍獣のようなメンバーで構成されている。農業法人ベジフルファーム社歌「小松菜伐採」や、海産居酒屋さくら水産のテーマソング「マグロのアラ煮は80円」といった法人の特性を楽曲にぶちこむ手法によって、法人が抱える顧客層にちゃっかりアプローチするというわけだ。

今回の顧問弁護士招聘は、それら法人取引に対するリーガルチェックのみならず、今後も行われるであろう奇行に対し、コンプライアンスの徹底を図るための貴重なメンバー強化が急務と判断したのかもしれない。


▲顧問弁護士兼ドラマー:尋木浩司

「これまで以上に、競争原理の評価基準が如何に瑣末かを気づかせるパラダイムシフトを垂れ流し、バンド組織の臨界点を見せつける私共の奇行に対し、コンプライアンス強化、ガバナンス強化とともに意思決定及び執行の迅速化を図って参ります。」──長山衛(オリンポス16闘神リーダー/作曲者)

「音楽敗北宣言」を掲げながら、オリンポス16闘神からのオフィシャルコメントには音楽というワードがひとつも見当たらない。もはや何を目指しているのかよくわからない状況ともいえるが、2019年春にはサードアルバム『闘神道』を発売するというアナウンスもある。どんなアルバムが生まれるのか、そこは非常に楽しみである。


◆オリンポス16闘神オフィシャルサイト
◆ことぶき法律事務所オフィシャルサイト
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