デヴィッド・ボウイ、スコット・ウェイランドに手を差し伸べていた

ポスト

デヴィッド・ボウイは、さまざまな問題を抱えていたスコット・ウェイランドの力になろうと、人を介し「必要ならば話そう」と伝えていたという。

◆デヴィッド・ボウイ画像

MTVの元プレゼンター、Matt Pinfieldは自叙伝『All These Things That I’ve Done: My Insane, Improbable Rock Life』の中で、その逸話を明かした。

「僕が最後にデヴィッドに会ったとき、会話のあと、脇へ連れて行かれ、こう言われたんだ。“君がスコット・ウェイランドと友達なのは知ってる。もし彼が誰かを必要としているなら、僕が話し相手になると彼に伝えて欲しい”って。彼はスコットに共感を覚えたんだと思う。音楽の面──「And So I Know」「Kitchenware & Candybars」のようなストーン・テンプル・パイロッツの曲のいくつかにはボウイの影響が強く見られる──だけじゃなく、彼が闘っていた悪鬼の点でもね」

「だから、スコットのソロ公演のバックステージで、彼にこのメッセージを伝えた。彼は“(デヴィッドと)話したい”って言ってた。あれがスコットと会った最後の日となった。2016年の初めには、彼もボウイもいなくなってしまった」

ウェイランドはボウイの大ファンで、亡くなる直前に行なわれたインタビューでもボウイとコラボするのが夢だと話していた。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報