システム・オブ・ア・ダウン「俺ら、12年間アルバム作ってないから、いい関係なのかも」

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2011年に活動を再開したものの、ニュー・アルバムがなかなか出ないシステム・オブ・ア・ダウン。フロントマンのサージ・タンキアンは、アルバムを作っていないからこそ、メンバーの関係は以前よりいいのかもしれないと話した。

◆システム・オブ・ア・ダウン画像

彼は、『Forbes』誌のインタビューでこう語った。「俺らは(ライブを)すごく楽しんでる。俺ら、12年間アルバム作ってないから、以前よりいい友人関係にあるのかもしれない。レコード作るっていうのは、複雑な個人のコンプレックスを曲に持ち込み、それを表に出すってことだと俺は思う。でも、ライブでは、“よう、どうしてた? この2ヶ月、会ってなかったな。家族はどうだ?”って感じだ。ツアーに出るのを、俺らは楽しんでる。ライブは一緒にバスケットボールをプレイするようなものだ。あれこれ考えるのではなく、楽しんでやるだけだ。だからこそ、俺らはいい友人になったんだと思う。この数年、あちこちで、1ヶ月、2ヶ月ツアーやって、俺らはよりいい友達になり、よりお互いを近く感じるようになった」

システム・オブ・ア・ダウンは何度かニュー・アルバムを作ろうと試みたが、上手くいかなかったという。ギタリストのダロン・マラキアンは最近、英国の音楽誌『Kerrang!』のインタビューで、1人のメンバーがアルバムを作りたがっていないと、タンキアンを責めたと思われる発言をした。

タンキアンは『Forbes』のインタビューで、クリエイティブの過程は「自然でなくてはならない」上、「バンドは何千年も一緒にいて、何千枚もアルバムを出さなきゃいけないって法律はない」と反論した。

システム・オブ・ア・ダウンは2006年から約5年間活動を休止。アルバムは2005年の『Mezmerize』『Hypnotize』が最後となっている。

Ako Suzuki

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