ジューダス・プリースト、ロブ・ハルフォードがK.K.ダウニングの声明に反論
ジューダス・プリーストのフロントマン、ロブ・ハルフォードが、火曜日(2月27日)、K.K.ダウニングが発表した声明の一部に対し反論した。
◆ジューダス・プリースト画像
ダウニングは声明の中で、ツアー活動から離れるグレン・ティプトンの代理を務めるようバンド側から依頼されなかったのは驚きかつショックだったと言及したほか、ティプトンの代わりにツアーに参加するアンディ・スニープについて「俺はアンディ・スニープを知っている。彼はロックとメタルへの偉大な貢献者の1人だ」と称賛した後、「ジューダス・プリーストのニュー・アルバムへの彼の貢献は単なるプロデューサー以上のものだと、俺は確信している」と続けていた。
この一文は、スニープへのさらなる称賛だと捉えられた一方、ギターを弾くのが困難になったティプトンの代わりにスニープがレコーディングでもギターをプレイしたとほのめかした、皮肉ったと考えた人もいたようだ。
ハルフォードも「あの部分は個人的に気になった」という。彼は声明が出たその日、出演したアメリカのラジオ局Fox Sports 910の番組でこう反論した。「(ダウニングの声明は)俺にしてみれば完全に必要ないことばかりだ。でも、一点だけ、はっきりさせ記録に残しておきたい。アンディ・スニープが(ニュー・アルバム)『Firepower』でグレンのギター・パートを補ったとほのめかしているのは、1000%デマだと俺は断言できる。俺は、グレンがギターをプレイするとき彼と一緒にいたからな。彼はものすごく一生懸命取り組んでた。パーキンソン病患って10年になる男のことを想像してみろ。俺は、これほど勇敢な奴を見たことがない。どの曲もチャレンジだっていう状況でだ。でも、彼はやったんだよ。継続的に、毎日毎日。それを直に体験するのは、すごくパワフルだった」
「『Firepower』で君らが聴くグレン(のパート)は全て偉大なグレン・ティプトンだ。ああ、そうだ!」と断言した。
一方、ダウニングは翌日(28日)、「残念ながら先の声明の一部が誤解されているようだ」と、新たな声明を発表。クリス・タンガリーディス、ロイ・Zらが作品をプロデュースしただけでなく、曲や歌詞のアイディアやリフ、リックスなどに貢献してきたのと同じで、彼ら同様、ギターをプレイするプロデューサーのアンディ・スニープを称賛したにほかならないと釈明した。
Ako Suzuki
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