【インタビュー 前編】wyse、シングル「Break Off」完成「テーマは“何を断ち切るか”」

ポスト

■過去を断ち切るのではなく
■自分を断ち切りなさいということ

──ギターは?

HIRO:月森も言ったように今までのwyseにはなかった試みの曲なので、最初はどうアプローチしようか悩んだんですよ。

──特に違いを感じたのは?

HIRO:曲の雰囲気もそうなんですけど、打ち込みの音が前面に出ているので、そこにロックサウンドをどうぶつけていくか。自分はハードロックがルーツにあるギタリストだから、こういうデジタルなサウンドは新たな挑戦で。最終的にはシンプルなところにたどり着いたんですけど、今までと違う音作りをしたので自分の引き出しが増えましたね。

MORI:TAKUMAの最初のデモはリズムが跳ねていて、フレーズが印象的なバンドサウンドだったんです。「これをwyseのサウンドとして捉えたら冒険だな」と思ったのと同時に「やるべきだな」って。その原型を念頭に、レコーディングでは三代さんのイメージを崩さないように「自分だったらこう弾く」ってプラスアルファしていく感じでしたね。

──ギターソロはMORIさんですが、やはりこれまでにないテイストですね。

MORI:ソロに関しては三代さんのちょっと不思議な世界観を残しつつ、自分の色を加えていきました。新しいwyseを提示していただいているので、そこに俺のギターを乗せて相乗効果が生まれればいいなという姿勢で。

──ベースソロもフィーチャリングされていますが。

TAKUMA:最初は弾くはずじゃなかったんですけど、結果、ベースソロになったんですよ(笑)。「ベースソロを弾け」って言われたらスラップとか難しいフレーズを入れていくことが多いと思うんですけど、この曲にそういうアプローチは必要ないと感じたので、まどろんでいるようなイメージ、メロディーフレーズを弾きました。

──「Break Off」というタイトルは“断ち切れ”という意味ですか?

TAKUMA:“この回路を遮断してしまえたら”っていう歌詞が出てくるんですけど、大切な人との思い出や過去を断ち切ることを“Break Off”と言っているのかというと、そうではなく。僕的には、そういうことを考えてしまっている自分を断ち切りなさい、ということ。タイトルは最後に付けたんですけど、“何を断ち切るか”それがテーマです。

取材・文◎山本弘子


◆シングル「Break Off」/「キミグラデーション」

2018年2月7日(水)発売
【Aタイプ】1,700円(税抜)
「Break Off」/「キミグラデーション」
▼Bonus track
Primal / Magic / Vision / Countless Trigger / Slow Time / 終わらない夜のマーメイド / Fake Monster / My name is Japanese Breaker / Like sewing up / Glorious Story
【Bタイプ】1,700円(税抜)
「Break Off」/「キミグラデーション」
▼Bonus track
Heart / Plastic Monkey / 誘惑なパラダイス / Vanilla Sky / RinNe / Air / Miss txxx/ L.A.S.P.U.P. / 無色の雪 / Chain
【Cタイプ】1,700円(税抜)
「Break Off」/「キミグラデーション」
▼Bonus track
Open Your Eye's / Rainy / To Shy / float / Tears of snow / Feeling / Rollin' Rollin' / BLAST / With... / I believe

■<Opening of the 20th year Special Live「360°〜1999-2018〜」>


2018年02月10日(土) TOKYO FM HALL
OPEN16:30 / START17:00
▼チケット
4,800円 / 5,300円 (別途 D代)
一般発売:12/16(土)10:00〜


◆インタビュー(2)へ戻る
◆インタビュー(1)へ戻る
◆【インタビュー 後編】シングル完成「キミグラデーション」は「Break Off」と対をなすへ
この記事をポスト

この記事の関連情報