【インタビュー】ASH DA HERO、＜COUNTDOWN JAPAN＞初ステージと2018年を語る「圧倒的に勝ちにいきます」

■ロックンロールシンガーとして
■2018年は真価が問われる

──もちろん、ASHファンにとって誇らしいステージだったと思います。さて、ここからはASHの2017年について訊かせてください。

ASH：充実した1年でしたね。“ここでもうひとつギアを上げられたんじゃないか”とか、振り返れば思うことはありますけど。


──新たな挑戦も多い年でしたよね。

ASH：2017年のテーマは、“挑”。まさに挑戦の年でしたね。チャレンジとトライ、当然そこにはエラーがつきまとうもので、同時に挫折や屈辱も味わうことにもなるんです。でも、そこでエラーを数えてもなんの意味もなくて。そんなことよりも挑戦したことで僕が得たものは、両手に収まりきらない。

──そのひとつが、自身主催の対バン企画＜CONNECT X＞の立ち上げをはじめとするもので、先輩や同世代問わずアーティストとの共演にも積極的でした。

ASH：そうですね。いろんな人たちのおかげで、“繋ぐ／結ぶ”っていうコネクトができた。それも、挑戦したからこそ得られたもの。マクロ的な視点でみると、2017年はそれをやるべき年だったんだと思います。それがあったからこそ、O-EASTワンマンも最高の景色になりましたし。

──自身過去最大規模のワンマンを見事に成功させましたね。その少し前にリリースしたアルバム『A』を含めて、またひとつグレードアップしたことを実証したような。

ASH：『A』自体が、“挑”みたいなアルバムでしたからね。

──「A New Journey」「BRAND NEW WORLD」という収録曲タイトルが象徴するように、『A』には新しい旅立ちが詰め込まれていましたよね。そのリリースから半年以上が経った今、自身の歩みをどのようにとらえてます？　たとえば、創生期とか発展期、過渡期とか成熟期、アーティストの人生にはさまざまな瞬間があると思うのですが。

ASH：今は、第一次成長期を迎えようとしているところだと思います。まだまだ、やりたいこともやりきれていないこともありますからね。


──沸々として爆発寸前みたいところですね。1月から2018年版＜CONNECT X＞がスタートしますし、2018年春のツアー＜ASH DA HERO SPRING TOUR 2018 STAY FREE＞の開催も発表されました。そのファイナルはマイナビBLITZ赤坂で、自身過去最大規模の会場を大きく更新することになります。

ASH：ヤバイですよね、今は不安しかないですけど……僕の音楽人生は不安しかない（笑）。

──ただ、O-EASTの前にも同じようなこと言ってましたよ。O-EASTは結果、成功させたわけですし、その不安もASHの“挑戦”の原動力のひとつになっているのかなと？

ASH：2015年12月にデビューして、2018年は3年目で。企業にしても事業にしても、3年はひとつの区切りになると思うんです。ひとりのプロフェッショナルなロックンロールシンガーとしての真価が問われるというか。2018年はそういう年になるんじゃないかな。

──2017年の“挑”に対して、2018年のテーマは？

ASH：“勝”です。勝てなかったら、ゲームオーバーだって思ってます。ただ、2017年に挑み続けていたものの成果が、2018年に現れる。だから、勝利しかないんです。そこが第一次成長期。それも、圧倒的に勝ちに行きます。

取材・文◎梶原靖夫（BARKS）
撮影◎進藤景太／前田俊太郎





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