ボノ、パラダイス文書記載に言及

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U2のボノが、タックスヘイブン(租税回避地)に関する資料『パラダイス文書』に名前が記載されていたことについて声明を出した。

◆ボノ画像

ボノは、リトアニアのショッピングモールを買収したマルタの企業に出資していたが、同企業は違法な会計手段で脱税した疑いがもたれている。

英国の新聞『The Guardian』紙によると、ボノは「受動的で少額の投資家だったとしても、非常に困惑している」「経営陣からは税法に準拠していると聞いていたが、もしそうでないのであれば、(何が起きているのか)僕も税務署と同じように知りたいと思うし、彼らが行なうと言っている監査を歓迎する」と、コメントしたという。

「この件をとても深刻に捉えている」と言い、これらの報道があったことを歓迎しているとも話した。

ボノが投資したマルタの企業は、ショッピングモール買収後、タックスヘイブンで知られるガーンジー島を拠点とする企業に所有権を譲渡した。これ自体は違法ではないが、リトアニア当局は、売買の際、税を軽減するため地元の規制を破った疑いがあると見ているという。同社は実際には収益があったにも関わらず、虚偽の申告により税金を支払っていなかったとも報じられている。

Ako Suzuki
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