ジューダス・プリースト、新作のプロデューサー「全員そろっての演奏に固執した」
ジューダス・プリーストのニュー・アルバムの制作にプロデューサーの1人として参加したアンディ・スニープ(英国のヘヴィ・メタル・バンドHellのギタリスト)が、そのレコーディング・セッションについて語った。
◆ジューダス・プリースト画像
新作はスニープとトム・アロムがプロデュース、マイク・エクセターがエンジニアを務め、6月にレコーディングがほぼ完了したと報告されていた。
スニープは『Hardwired』誌のインタビューでこう語った。「この作品には、とてもいいエネルギーと真にクラシックなモーメントがある。僕らは、スタジオでバンドが一緒にプレイするよう強く勧めたんだ。デモからではなく一緒にプレイすることからテンポを掴んだ。グレン(・ティプトン/G)は当初、これの前のアルバム数枚でやってたように、デモをテンプレートにし、それを発展させるって方法を取りたがっていたけど、僕はバンドとしてプレイさせたんだ」
「新鮮だったし、昔ながらのアプローチができたと思う。ロブにはヴァースのパターンをもうちょっと変えるよう要求した」
スニープは、彼のヒーローであるロブ・ハルフォードにどう歌うか指示するなんて畏れ多いと思ったそうだが、「ロブは全くもってクールだったよ。彼は、"ああ、ああ、問題ない。パブ・シンガーみたいに歌いたくないからな。君は俺をちょっと追い込んだほうがいいよ。俺は怠け者になりかねない"って言ってた」という。
レコーディングは終了したかもしれないが、2014年の『Redeemer Of Souls』に次ぐ新作が聴けるのはもう少し先になる。2018年初めのリリースを予定しているそうだ。
ロブ・ハルフォードは10月24日に開かれる<Loudwire Music Awards>で、彼の友人レミーの名を冠した"レミー"功労賞を受賞する。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ジューダス・プリースト、74年リリースのデビュー作が50周年を記念してリミックス&リマスターで再登場
ロブ・ハルフォード「カミングアウトするのは、今の時代でも簡単なことではない」
ティム“リッパー”オーウェンズ「K.K.ダウニングはメンバーだろうがクルーだろうが平等に扱う」
ジューダス・プリーストのスコット・トラヴィス、ドラムスティックを逆さまに握る理由を説明
ロブ・ハルフォードとジェイムズ・ヘットフィールド、そろってTURNSTILEのライヴを鑑賞
メタリカのカーク・ハメット「ジューダス・プリーストはヘヴィ・メタルの立案者」
【コラム】BARKS烏丸哲也の音楽業界裏話018「まさか泣くなんて」
ロブ・ハルフォード「若い人たちには自分らしい道を見つけさせなくては」
ジューダス・プリースト、来日公演決定