星野源、初の全国アリーナツアー大盛況で完遂。追加公演では「Family Song」披露
星野源が、初の全国アリーナツアー<星野源 Live Tour 2017『Continues』>の追加公演を9月9日(土)、10日(日)の2日間にわたりさいたまスーパーアリーナで開催した。
◆星野源 ライブ画像
今回のツアーは5月20日の福岡マリンメッセを皮切りに、追加公演のさいたまスーパーアリーナ公演を加えると全国10カ所20公演、総動員数約20万人におよぶ自身最大規模のツアーとなった。その追加公演では、8月16日にリリースされオリコン週間ランキング(8/28付)初の1位を獲得し、さらに今年度(2016.12.12〜)のソロアーティストのシングル作品として最高売上を記録した最新シングル『Family Song』より、表題曲「Family Song」をライブで初披露するという場面もみられた。
会場が暗転すると、声優の宮野真守演じる“後輩”(J-POP)と大塚明夫演じる“先輩”(歌謡曲)の過去から現在、そして未来へ繋がる音楽についてのボイスドラマからスタートした。場内の照明が明るくなると同時にバンド演奏が始まり、マリンバと一緒に星野がステージに登場。場内が一気にヒートアップする中、Martin Dennyの「Firecracker」をマリンバで演奏した。1曲目が終わると、続けて「化物」へ。
会場が盛り上がったところで「どうもこんばんは、星野源です!星野源 Live Tour 2017『Continues』追加公演、さいたまスーパーアリーナ千秋楽にお越し頂き、誠にありがとうございます。今日は3万人くらい来て頂いているんですが、全然距離を感じないです。今日は皆、自由に楽しんでください。短い時間ですが最後までよろしくお願いします!」と観客に向けて笑顔で挨拶をし、「桜の森」「NightTroop」「雨音」の3曲を続けて披露した。
MCでは、5月に発売したMV集『Music Video Tour 2010-2017』の話に。ギターを再び持つと、1stシングル「くだらないの中に」、2ndシングル「フィルム」、3rdシングル「夢の外へ」とMV集にも収録されているシングル3曲をリリース順に続けて披露し、観客を魅了した。
再び会場が暗転すると、ステージ上のビジョンでは一流芸能人からのお祝いメッセージが流れ、会場中が笑いに包まれる。そしてセンターステージのスポットライトが照らされると、突如星野が登場しソロ弾き語りの一幕へ。デビュー前の22歳頃につくった「穴を掘る」をはじめ、星野が好きだというNUMBER GIRLの「透明少女」をギターをかき鳴らしながら歌い、最後は1stアルバム『ばかのうた』に収録されている「くせのうた」で前半戦を締めくくった。
後半戦はELEVENPLAY(ダンサー陣)も登場し、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の「Mad Pierrot」からスタート。そのまま「時よ」へと続くと、会場からは歓声が巻き起こる。
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「今やったインスト曲の「Mad Pierrot」はイエローマジックオーケストラの曲です。20歳くらいの時に初めて聞いて、ものすごく影響を受けました。今日1曲目にやった曲は、Martin Denny の「Firecracker」で、この曲を聞いて細野晴臣さんはYMOをつくり、YMOの「Mad Pierrot」を聴いて、僕(星野)はすごく影響を受けて今の「時よ」ができました。今回、『Continues』というタイトルでツアーをまわっているのですが、コンセプトを1つ作りたいなと思いました。音楽は続いていくし、どんな音楽も全て未来へ繋がっていく。そんなコンセプトでいきたいと思ったので、普段はインストとかなかなかやれないのですが、こんな曲順でやらせていただきました。1曲目でマリンバを叩いたりできたので、非常にこの曲順で出来て嬉しいです。」
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──と、セットリストで取り上げた曲や順番に込められた思いを話した。そして、「ギャグ」「SUN」とアップテンポなナンバーを次々と披露し、会場は一気にヒートアップ。そして「去年めちゃくちゃ歌った曲をやります!一緒に踊ろう、「恋」!!」というMCと同時に演奏がスタートした「恋」では、観客のボルテージは最高潮に達した。
そして「今度は自由に踊ってください。」という一言から「Week End」へ。最後に今回のツアーのタイトルにもなった「Continues」を披露し、熱気に包まれたまま本編は終了した。
アンコールでは、再び先輩(歌謡曲)と後輩(J-POP)のボイスドラマからスタート。寺坂直毅演じる“YELLOW MUSIC”がボイスドラマに登場し、口上を読み上げると、星野のライブではおなじみのニセ明が登場し、「君は薔薇より美しい」「Drinking Dance」を熱唱した。
ニセ明がステージを後にすると、再び星野がステージに登場。「最後まで本当にありがとうございました。めちゃくちゃ楽しい千秋楽でした。バンドの皆さん、イレブンプレイの皆さん、スタッフの皆さん、そういう皆さんに支えられてこういう場所に立てているのだと思います。チケット手に入れて会場に来てくださったファンの皆さんのおかげでもあります。ありがとうございます。この追加公演だけ、初めて新曲をやらせていただきます!」と約3万人の観客に感謝の気持ちを述べ、最新曲「Family Song」を会場全体を見渡しながら力強く歌い上げたのであった。「みんなで一緒に歌おう!」という星野の一言から会場全体が一帯となって盛り上がり、最後に「Friend Ship」を披露した。
自らギターを掻き鳴らし駆け抜け、<星野源 Live Tour 2017『Continues』>の追加公演は、会場が一体となり大盛況のなか幕を閉じた。
撮影:西槇太一
01.Firecracker
02.化物
03.桜の森
04.Night Troop
05.雨音
06.くだらないの中に
07.フィルム
08.夢の外へ
09.穴を掘る
10.透明少女
11.くせのうた
12.Mad Pierrot
13.時よ
14.ギャグ
15.SUN
16.恋
17.Week End
18.Continues
-ENCORE-
01.君は薔薇より美しい
02.Drinking Dance
03.Family Song
04.Friend Ship
2017年8月16日発売
初回限定盤(CD+DVD):VIZL-1214 ¥1,800+税
通常盤(CD):VICL-37307 ¥1,200+税
【CD収録内容(初回限定盤・通常盤 共通)】
1. Family Song 日本テレビ系 水曜ドラマ「過保護のカホコ」主題歌
2. 肌 花王ビオレuボディウォッシュCMソング
3. プリン
4. KIDS (House ver.)
【初回限定盤特典DVD 『Home Video』】
・新春Live 2days 『YELLOW PACIFIC』 ライブ映像
Voice Drama
ワークソング
Snow Men
口づけ
恋
Continues
時よ
・「プリン」 Recording Documentary
星野源と友人によるコメンタリー付
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