U2、ニュー・アルバムからの1stシングル「ベスト・シング」公開

U2のニュー・シングル「ベスト・シング」がリリースされた。

◆「ベスト・シング」リリック・ビデオ

同新曲は、14枚目のスタジオ・アルバム『ソングス・オブ・エクスペリエンス』からの1stシングルとなるナンバーだ。バンドは先週ファンへのサプライズ・ギフトとして、ニュー・アルバムに収録される別の新曲「The Blackout」のライヴ・ビデオを公開。併せて本シングルのリリースがアナウンスされ、約3年ぶりとなる新作からの楽曲公開に期待が集まっていた。



なお、ジ・エッジの娘、ショーン・エヴァンスをフィーチャーしたシングル・ジャケットは、『ヨシュア・トゥリー』のジャケットなど長きにわたってU2を撮り続けているアントン・コービンの撮影によるもの。リリース直後の日本時間9月6日（水）夜には、東京・渋谷Q'S EYEビジョンをはじめ、ベルリン、アムステルダム、トロント、リオデジャネイロ、マドリッド、シドニーなど世界主要都市のビジョンでこのジャケットを全面に使用した告知動画が一斉上映され話題を呼んだ。


新作『ソングス・オブ・エクスペリエンス』は、2014年作『ソングス・オブ・イノセンス』と対をなす作品とされている。『ソングス・オブ・イノセンス』がバンド初期の経験や自身が受けてきた影響についての作品であったのに対し、ニュー・アルバムの内容は、ボノの心に近い場所や、家族、友人、ファン、さらには自分自身といった親しい人たちへの手紙の形をとった楽曲が集められたものになるという。今回リリースされた新曲でも、“僕の一番の取り柄は、君さ / 僕の厄介なところですら、君は楽しんでくれる / 僕の一番の取り柄は、君がいてくれること / 大切なものほど、儚くて壊れやすいんだ”と、ラブソングの体裁を取って思いの丈が綴られている。

U2は現在、『ヨシュア・トゥリー』の発売30周年を記念する＜ヨシュア・トゥリー・ツアー 2017＞を敢行中。9月20日（水）には、全オリジナル・アルバムの世界初となる紙ジャケット＆SHM-CDシリーズが日本限定で発売されることも決定している。

Photo by Sam Jones