ジョー・ペリー、転換期となった『Permanent Vacation』制作を語る

ポスト

ジョー・ペリーが、30年前にリリースしたエアロスミスの9枚目のスタジオ・アルバム『Permanent Vacation』について語った。

◆ジョー・ペリー画像

1987年8月に発表した『Permanent Vacation』で、ペリー&スティーヴン・タイラーは初めてメンバー以外のソングライターと共作。「Dude (Looks Like A Lady)」や「Angel」「Rag Doll」などがヒットし、ソングライティングの面だけでなく、エアロスミスが低迷期を脱出しさらにビッグになるきっかけを作った、バンドのキャリアにおけるターニングポイントの作品となった。

ペリーは『Ultimate Classic Rock』のインタビューで、こう語った。「あれは、ソングライティングやアルバムを作るってことに関しては、本当に新しいパラダイムの始まりだった。俺らはスタジオに入り、次々作り出そうとしたが、もうそのやり方は上手く行かなかった。俺らには新しいインスピレーションが必要だった。昔のようなやり方では上手く行かない。だからそのとき、他の人たちと曲を書き始めたんだ」

「大きなインスピレーションになったよ。他の人たちと共作すると、学ぶことがいっぱいあるからね。いわゆる技能ってものについてより学ぶことになる。血の巡りがよくなるって言うのかな、他の人から学んだ後、俺とスティーヴでまた曲を書き始めたら、さらに多くのアイディアが浮かんだ。2人だけでやったとしてもね。曲作りには、無数のやり方がある。あれは創作面において、多くの扉を開けてくれた」


『Permanent Vacation』は全米チャート最高位11位と、トップ10入りはしなかったがアメリカだけで500万枚以上を売り上げ、次作『Pump』(1989年)は5位をマーク、続く『Get A Grip』(1993年)でエアロスミスは初の全米1位を獲得した。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報