【インタビュー】ASH DA HERO、『A』からはじまる新たな物語

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■次のアルバム・タイトルも決まってます
■僕を満たしてくれるのが音楽なんです

──作り手であるASH DA HERO自身が、物語の主人公のASH DA HEROクンに敢えて仕掛けたような部分も『A』にはありますか?

ASH:「もっとキャッチーになってみなさい、あなた。もっとポップになってみてもいいんじゃない、ASHクン」って。それは仕掛けましたね。「君は超ロックだし、メチャメチャいいよ。だけど、もうちょっとブラッシュアップして綺麗にコーティングしてもかわいい。だからキャッチーな感じでもいいんじゃない?」って、ASHクンに投げてみましたね。うちのASHクンは吸収力がいいんで(笑)、スッと消化して、いろんな歌い方をしてくれましたね。

──そういう仕掛けをすること自体、シンガーとしての大いなる自信があったからじゃないですか?

ASH:例えば曲を聴いて“ロックじゃない”と思う人がいたら、「オッケー、ライブへ会いにおいで。生で聴かせてやるよ」って。そういう自信みたいなものは手に入れたかもしれないですね。どんな曲を歌おうが、自分が歌えば超ポップでクールで、超セクシーでロマンティックなロックンロールになる。そこは自分の武器だと思っているんで、しっかり活かしてあげられるようにと、いちASH DA HEROのプロデューサーの私は、そう思うわけです(笑)。だから自信はあります。

──シンガーとして、ミュージシャンとして、自分の新たな目標はやっていくたびに更新されますか?

ASH:それはあります。こういうところでライブをやりたいなとか、こうしていきたいなってことが。そのひとつが7月のワンマン・ライブ(<ASH DA HERO ONE MAN SHOW 2017 『BRAND NEW WORLD』>7月28日(金)@Shibuya TSUTAYA O-EAST)でもあるし。キャパ4桁のライブハウスに単独で乗り込むのは初挑戦なので、どうなるのかな?って不安が9割ですけどね、今日の時点で(笑)。でも、そのほうがやりがいありますよ。ちょっと無理かもってことにチャレンジするのは、今の時代、ダサいのかもしれないけど、僕は全くそう思わないんで。“遅かれ早かれやるんだろ、オマエは”って、無理そうかなと思いながら突っ込んでいく。アルバム『A』でASH DA HEROの2ndシーズンが始まりましたけど、このライブをクリアしないとゲームオーバーになっちゃうんで(笑)。



──“この2ndシーズンは何部作”とか、すでに頭の中で詳細な構想も練り上げられていますか?

ASH:もうできてます。次のアルバム・タイトルも決まってます。今は言えないですけどね(笑)。今回のアルバム・タイトルは『A』ですけど、アルファベットの最初の文字じゃないですか。“ここからまたスタートするよ”という意味も込められているし、“日本のロックンロール・シーンのACEになります”って決意表明もありますね。そして次のタイトルは何なのか、さらにその次は……続きにも乞うご期待という。ニタニタしながら待っててくださいよ(笑)。

──こうやって話をしていても、ライブを観てても、どんどん印象が変わりますね。

ASH:えっ!? 悪いほうに…?

──いや、なかなか底が見えない。その若さで、これだけ深みある歌声のシンガーはいないですよ。

ASH:僕は10代のころ、名古屋Electric Lady Land(E.L.L.)というライブハウスに育ててもらったと勝手に思っているんですよ。10代で初めてE.L.L.のステージに立ったときのリハで、PAさんに「真ん中のモニターから自分の声を返してください」と言ったら、「オマエがでかい声出しゃいいだけだろ」と言われたんです。カッチーンと来て食って掛かったら、「オマエみたいなちっちゃい声量のヤツが、“上げてくれ”なんて100年早い。山でもこもって練習して来い」と。で、「やってやるよ」と山へ行って練習してましたもん。次にE.L.L.で歌ったら、「まだ足りねえな」と言われて、また山へ行くという(笑)。岐阜に金華山って山があるんですけど、いつも練習してました。山が僕を強くしてくれたなぁ。

──決めゼリフとしては、あんまカッコ良くないけどね(笑)。

ASH:あれっ(笑)。でもE.L.L.での経験が、シンガーとしての礎になっていると思ってます。

──あと、作り手として、ミュージシャンは常に新しいものを求めるけど、そこばかりに目を向けるばかりではなく、ルーツや聴いてきたものも吸収しているから、いろんな人に響く曲ですよ。

ASH:そもそも最先端とか興味ないんですよ。そこに自分はいないから、最先端を真似るようなことしてどうするのって話で。新しいものを作るって概念がなくてね。純粋に、自分のインスピレーションの泉から湧き上がるものを捕まえて、アルバム制作に関わるみんなにワクワクしながら話すだけ。ミュージシャン同士で話をすると、「最近はこういうリズムやメロディが流行っているから」っていう話をする人もすごくいるんですよ。でも、ロックンロール・スター風に言うと、「廃れちゃうぜ、流行りモノは」って。流行りとかどうでもいいんですよ。もちろんルーツは大事にするけど、そればかりを重んじるわけでもないんです。僕は僕なりに、自分は自分の好きな音楽を作るってことです。いろんな音楽が好きで、最先端と呼ばれる音楽に愛もありますよ。ただ、どこにも迎合はしないかな、吸収はするけど。

──でもASHの成長具合を見ると、自分の発想したものにすら縛られようともしていない気配が……。

ASH:そうかもしれないですね、徐々に。フリーダムでいたいというか、アンチェインでいたい。常にニュートラルにいろんなものを吸収して、素敵な作品を作って、いろんな人に支持してもらえたら冥利に尽きるし。でも一番は、僕の頭の中にしかないものを、ワクワクしながら頭の外にポーンと出して、みんなでシェアしてくれるっていう感覚があって、生きているうえでそれに勝るエクスタシーはないんですよ。僕しか知らなかったメロディを、口ずさんでくれる。どんなにいい女を抱こうが、どんだけおいしいもの食べようが、それには勝らない。僕を満たしてくれるのが音楽なんです。

取材・文◎長谷川幸信

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ニューアルバム『A』のリリースを記念して、サイン入りチェキを抽選で1名様にプレゼントいたします。ご希望の方は◆プレゼントフォームよりご応募ください。なお当選者の発表は、商品の発送をもってかえさせていただきます(応募締め切り:2017年6月23日(金)23:59)



2nd FULL ALBUM『A』

2017年5月24日(水)発売
¥3,000(tax in)CRCP-40515
1. A New Journey
2. WE'RE GONNA MAKE IT
3. ANSWER
4. BRAND NEW WORLD
5. Waiting For
6. JAPANESE ROCK STAR
7. Layla
8. Coffeeshop
9. WA!!
10. Somebody To Love
11. W.Y.W.G (Wherever You Will Go)
12. ラブソング
13. Rain
14. いつか世界が僕を忘れても
15. WANT YOU BAD

『A』 発売記念握手会スケジュール

2017年5月24日(水)
タワーレコード池袋店 5F店内特設カウンター付近
START 17:30 (集合 17:20)

2017年5月24日(水)
タワーレコード新宿店 7Fアニメコーナーカウンター付近
START 18:45

2017年5月24日(水)
タワーレコード渋谷店 3F店内レジカウンター付近
START 20:30 (集合 20:20)

2017年5月25日(木)
タワーレコード梅田大阪マルビル店 店内イベントスペース
START 19:00 (集合 18:50)

2017年5月25日(木)
タワーレコード難波店 5F店内イベントスペース
START 20:30 (集合 20:20)

2017年5月26日(金)
タワーレコード名古屋パルコ店 6F店内(階段付近に待機)
START 18:00 (集合 17:50)

2017年5月26日(金)
タワーレコード名古屋近鉄パッセ店 9Fエスカレーター横スペース
START 19:30 (集合 19:20)

詳細:http://www.crownrecord.co.jp/artist/ashdahero/whats.html

<ASH DA HERO ONE MAN SHOW 2017『BRAND NEW WORLD』>

2017年7月28日(金)東京・TSUTAYA O-EAST
OPEN 18:00 / START 19:00
[プレイガイド先行受付]
2017年5月17日(水)12:00〜5月28日(日)23:59
http://w.pia.jp/t/ashdahero/

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