エアロスミス、アルバム制作のため全米ツアーを延期
5月中旬からヨーロッパ・ツアーをスタートするエアロスミスは当初、それに続き、秋に北米ツアーを行なう計画を立てていたが、ニュー・アルバムを制作するため、延期したそうだ。
◆エアロスミス画像
ジョー・ペリーは『AZ Central』誌のインタビューで、「スタジオに入る話が出ている?」と訊かれると、こう答えた。「ああ、それがツアーを延期した理由の1つだ。(スタジオに)入り、何かやる時間を持ちたい。間違いなく、俺らはもう1枚アルバムを作る。2枚とまではいかなくとも。でもまあ、どうなるか見てみるつもりだ」
エアロスミスのアルバムは2012年の『Music From Another Dimension!』以来となるが、ペリーによると、「次の作品はもう少しまとまりがあるものになるだろう。少なくとも、スティーヴン(・タイラー)とはそう話している」そうだ。
ペリーは2年ほど前、「ライブをやりたい場所がたくさんある。俺は、インパクトがあるのかないのかわからないアルバムを作るために何週間や何ヶ月もスタジオに籠るより、ドバイやシンガポールでプレイするほうがいい。この前のアルバム(『Music From Another Dimension!』)、あの半分にはクラシックなエアロスミスの要素があったと思うけど、それほど成功しなかった。俺が思うほどいい曲じゃなかったのかもしれないけどさ。でも、「Train Kept A-Rollin’」とか「No More No More」みたいに、初期のアルバムや90年代のものでみんながライブで聴きたがっている曲があるのに、わざわざ(ニュー・アルバムを)やる意味があるのか?」と、アルバムの制作に乗り気ではない発言をしていた。
当時はペリーだけでなく、ジョーイ・クレイマーも「(今の時代)残念だがアルバムは意味がない」、ブラッド・ウィットフォードも「俺らは昔かたぎのバンドだが、今の時代、アルバムってものが昔とは違う。全ての過程が変わってしまった」と嘆いていた。
エアロスミスの新ヨーロッパ・ツアーは7月初めに終了予定。その後、スタジオ・タイムが設けられる。
Ako Suzuki
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