ジーン・シモンズ「昔と同じように才能ある奴はいるが、ロックは死んだ」

ポスト

キッスのジーン・シモンズは数年前、「ロックは死んだ」と宣言し、ミュージシャンや音楽ファンから賛否両論の声が上がったが、彼はいまでも自説を曲げる気はないそうだ。

◆ジーン・シモンズ画像

シモンズは2014年秋、『Esquire』誌で息子ニックにより行われたインタビューで、音楽にお金を払う人が減ったことにより「ロックは歳を取って死んだんじゃない。殺されたんだ」と話した。

そして先日、アメリカのWWLラジオのインタビューに応えたシモンズは、再度「ロックは死んだ」と繰り返した。「インターネットとかNapsterとかのせいでな。ダウンロードしファイルシェアするのは、新しいバンドがフルタイムで活動できるチャンスを潰すことになる。俺らが始めたときと同じように、いまも才能のある連中はいる。でも、新しいバンドは母親の地下室で暮らさざるを得ないだろ。人々がダウンロードやファイルシェアするせいで、音楽はフルタイムの仕事にならないんだから。あいつらの特権だよ。俺らがそれを許したんだ。止めるよう訴えなかった。だから、みんなの責任だ」

シモンズは、このような状況では第2のザ・ビートルズや第2のザ・ローリング・ストーンズが誕生するとは思えないが、それでも、新しいバンドには頑張って欲しいとエールを送った。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報