キッスのジーン・シモンズ、X(旧Twitter)への投稿を終止

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キッスのジーン・シモンズは、長年愛用してきたX(旧Twitter)への投稿を止めるそうだ。SNSの利用を全てストップするわけではない。

彼は週末(11月18日)、「友人たち、俺はX/Twitterへの投稿を止めると決めた。これからは、instagram.com/genesimmons、tiktok.com/@genesimmons、threads.net/genesimmonsで、俺を見つけてくれ」と、つぶやいた。

理由は説明していないが、米国のユダヤ人団体、Anti-Defamation League(名誉毀損防止同盟)が反ユダヤ主義的な投稿はXがどのSNSプラットフォームより急増していると指摘していたのに加え、Xのオーナーであるイーロン・マスク氏が先週、反ユダヤ主義とされる投稿に賛同したことで物議をかもしていた。

マスク氏の投稿が原因で、アップルやウォルト・ディズニー、IBMなどがXでの広告を見合わせ、ホワイトハウスの副報道官も「反ユダヤ主義や差別的な憎悪を助長する忌まわしい行為を強い言葉で非難する」との声明を出した。

イスラエル生まれのユダヤ人であるシモンズは2016年、『The Big Issue』のインタビューで、「俺の母親は14のとき、ナチ・ドイツの強制収容所にいた」「彼女は自分の母親がガス室へ入っていくのを見ていたんだ。彼女の家族は破滅させられた。残ったのは俺の母親だけだった。たった14歳だったんだ」と語っていた。

@genesimmons
Ako Suzuki
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