デヴィッド・ボウイを捉えた伝説のフォトグラファー、ミック・ロックの個展開催
デヴィッド・ボウイ、イギー・ポップ、ルー・リード、クイーン、セックス・ピストルズ、ラモーンズらのアイコニックな姿をとらえた伝説のロック・フォトグラファー、ミック・ロックの個展<DAVID BOWIE by MICK ROCK>が、来月末から東京で開かれる。
◆デヴィッド・ボウイ画像
ロックが手がけたアルバム・ジャケット撮影は100枚以上。ルー・リードの『トランスフォーマー』、ザ・ストゥージズの 『ロー・パワー』、クイーンの『クイーンII』 ジョーン・ジェットの『アイ・ラブ・ロックンロール』、 ラモーンズの 『エンド・オブ・ザ・センチュリー』 等、数多くの重要なロックン・ロールのイメージを創り出した。それは今なお進行系で、ファレルやスヌープ・ドッグ、ダフト・パンクなど現代のミュージック・アイコン達を撮り続けている。
ロックとデヴィッド・ボウイとの関わりは深く、ミックは写真のみならずミュージック・ビデオ「ジョン、アイム・オンリー・ダンシング」「ジーン・ジニー」、「スペース・オディティ」「ライフ・オン・マーズ」のプロデュースと監督も務めている。 昨年11月には「ライブ・オン・マーズ」 を新たに編集し、話題を呼んだことも記憶に新しい。 最新の写真集 『The Rise of David Bowie 1972-1973(with David Bowie)』(Taschen Books, 2015年9月出版 )のボウイ本人とミックのサイン入り限定版は、同出版社史上最も早く完売した限定本となった(現在は普及版を発売中)。
本展覧会では、ミック・ロックが捉えた様々な表情を見せるボウイの写真を中心に、彼が手掛けたボウイのミュージック・ビデオなど、同時代を過ごしたふたりの奇才が果たした奇跡のコラボレーションを総括する。
ふたりが運命的な出会いを果たしたのは、ボウイの経歴のなかでも最重要期と呼ばれる、 彼の別人格 Ziggy Stardust(ジギー・スターダスト)の時代。その舞台の表裏に、ロックは立ち会うこととなった。「ミックは僕が自分自身を見るのと同じ視線で僕を見てくれる」 とボウイがかつて語ったように、 ミック・ロックは時代の証言者としてだけではなく、アーティスト自身が創作するペルソナを理解し、カメラを通して彼らと対峙することでその存在を高める役割を担っていた。
尚、嬉しいことに、本展覧会展示作品は全て購入可能だという。
<DAVID BOWIE by MICK ROCK /デヴィッド・ボウイ バイ ミック・ロック>
開館時間:12:00 - 20:00(会期中無休)
会場:VACANT(東京都渋谷区神宮前 3-20-13)
入場料:¥500(バッジ付き)
http://www.vacant.vc/davidbowiebymickrock
主催:Sony Music Entertainment(Japan)Inc.
企画・制作:VACANT
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