ROLLY、漫画家・史群アル仙とコラボ「心の底から期待するアーティストであり仲間」

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12月17日(土)、東京・HMV&BOOKS TOKYOにて漫画家/クレパス画家の史群アル仙とROLLYによるコラボレーションイベント<史群アル仙×ROLLY 即興BIG漫画ライブペインティング&ライブミュージックSHOW>が開催された。

◆史群アル仙×ROLLY 画像

ROLLYの演奏に合わせ壁面キャンバスに即興で漫画を描く今回のイベントは、史群アル仙とKiske3のコミック『迷うは君の世界1』の発売を記念して企画されたもの。史群漫画のファンだというROLLYは、ショーの冒頭で「小学3年の時に手塚治虫先生の『ザ・クレーター』に魅せられて以降、漫画を読み漁るようになった。ジョージ秋山先生にはファンレターを送り、つげ義春先生の『紅い花』に興奮し、吾妻ひでお先生の描く美少女に恋をした。ここ最近は自分を魅了させてくれる漫画がなかったが、史群アル仙には衝撃を受けた」とその出会いを語った。

その後、ROLLYの呼びかけで史群アル仙が登場。客席に一礼し、たたみ2畳分サイズの真っ白なキャンバスに向き合うと一気に筆を進め始め、ROLLYが「黒船(嘉永六年六月四日)」「月まで飛んで」「空と雲」「アヴェ・マリア」などを熱唱する中、漫画のライブペインティングが行なわれる。30分が経過し、最後のひとコマにセリフが入ると、タイトルと署名、日付が書き入れられ、BIG漫画『ゆめ』の完成となった。



ROLLYは出来上がった作品を前に「すごい! まるで10話分のストーリーが1枚の絵に詰まっていますよね。(この漫画は)読み手を選ぶというか受け取り側に想像力が必要。だからこそ、この漫画を『良い』と思ってくれる人は友だち、仲間だと僕は思う」とコメント。さらに「自分もレッド・ツェッペリンやクイーン、さらにはワーグナーなど様々な芸術家たちから影響を受けて、それらを自分なりに噛み砕いて、次の世代にバトンをつないでいこうという活動を26年間やってきたものですから、アル仙さんの今日の作品も、先人たちの意志を受け継いで次世代にバトンを渡す一枚かと思いました」「だから僕は、アル仙さんを心の底から期待するアーティスト、仲間として、分野は違うけれど、やろうとしていることは一緒だとシンパシーを感じています」と絶賛した。



一方、作品を描き上げた史群アル仙は「下書きもラフもなく、ミュージックやムードで描き上げるのが、この即興漫画です。今日もROLLYさんの音楽、会場の皆さんの視線や思いを一身に受けたことで、この一枚ができました。最高のショーでした!」とROLLYや観客に感謝の気持ちを述べ、最後にはROLLYがこの日使ったピックを史群にプレゼント。大きな拍手の中でイベントは終了した。

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