植田真梨恵、＜スペシャルダイニングライブ＞大阪公演で「ちょっと早めのクリスマス会を」

植田真梨恵が12月18日、Brooklyn Parlor OSAKAにてアルバムリリース記念招待制＜ロンリーナイト マジックスペル スペシャルダイニングライブ＞を開催した。同ライブは自身初の試みとなるもの。2ndアルバム『ロンリーナイト マジックスペル』をリリースしたばかりの彼女が東名阪でのリリースイベントを終え、本拠地となる大阪に再び戻って行われたものだ。

◆植田真梨恵 画像

前日となる12月17日には東京・café 104.5で＜ロンリーナイト マジックスペル スペシャルダイニングライブ＞を開催、『ロンリーナイト マジックスペル』を中心としたセットリストは植田のアコギに加えて、ドラム、ベース、ピアノというアコースティック編成で届けられた。そして大阪公演では事前告知にあったとおり、グランドピアノを使用したアコースティックバンドという、滅多には見られない編成でのステージ。アルバム収録曲「ダイニング」にちなんで、客席では食事をとりながら開演を待つ中、特別感溢れるライブが心弾むようなイントロとともに幕が開いた。


グランドピアノにより透明感を増した「ふれたら消えてしまう」でスタートしたステージは、アコースティック編成ならではのアレンジで「カルカテレパシー」が披露されるなどサウンド的な楽しみも多い。ステージのヘリに立ち、時に客席の中央まで訪れ、一歩でも観客の近くで歌を届けようとする植田の姿も印象的だ。

また、この夜のスペシャルディナーには“パエリア”が振る舞われたのだが、アルバム収録同名曲の「パエリア」がアコースティック編成とは思えないグルーヴで見事に披露される。「ちょっと早めのクリスマス会をイメージした」という植田の言葉通り、ライブでは珍しいカバー曲「Santa Claus Is Coming To Town」など盛り沢山の内容もスペシャルで楽しい。


「“夢”がテーマになっているアルバムです。夢というものは私の願いでもあり、子供の頃とすごく近い場所にあったものなのかなと思っています」

MCではニューアルバムへの思いがこう語られ、アルバムの中でも一番ノスタルジックなナンバー「I was Dreamin' C U Darlin」、終盤にはアルバムリード曲「ダイニング」などバラードが続けて披露される。芯の強い透き通る歌声に、客席も物音ひとつ立てずに聴き入っているようだった。


「また年が明けたら、ツアーでお会いしましょう。今日は本当にどうもありがとうございました!!」という言葉と共に紹介されたラストナンバーは4thシングル「スペクタクル」。一際の盛り上がりをみせてスペシャルライブが終了、年末にふさわしく、しっとりとした空気の中にも華やかさを備えたステージとなった。

植田真梨恵は2016年、映像作品を含む5作品のリリースをはじめ、自身最大規模となるライブツアー、夏フェスへの参加や映画出演など、多岐に渡る活動を続けてきた。年末にかけては各地でのクリスマスイベントへの参加ほか、12月31日の＜COUNTDOWN JAPAN 16/17＞にバンド編成で出演することも決定している。そして2017年は、1月13日の東京・TSUTAYA O-EASTを皮切りにアルバムツアー＜植田真梨恵LIVE TOUR 2017 [ロンリーナイト マジックスペル]＞をスタートさせる。





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