カナダ警察、ニッケルバックに謝罪
カナダのプリンス・エドワード・アイルランド州にあるケンジントン警察は、飲酒運転の禁止を呼び掛けるメッセージにニッケルバックの名前を出したことを謝罪し、Facebookに投稿したそのメッセージを削除した。
◆ニッケルバック画像
警察は、飲酒運転をしたら「逮捕する。そうなれば、高額な罰金、刑事告発、1年間の免許停止に加え、我々はさらに、刑務所へ向かう車両の中でニッケルバックをプレイするというボーナス・ギフトも与えよう」と発していた。
このメッセージは本国のみならず、世界中で話題になった。これを投稿したRobb Hartlen警察官は「飲酒運転という深刻な問題にちょっとしたユーモアを加え、発信したかった」そうだが、バンドに対するネガティブな記述ばかりが注目され飲酒運転をするなというメッセージの影が薄れたばかりか、結果的に侮辱することになってしまったニッケルバックのメンバーに申し訳なかったとの謝罪文を新たにFacebookに投稿した。
Hartlen警官は、CBSのインタビューで「私はこれをアンチ・ニッケルバックにはしたくなかったのです。考えれば考えるほど、コメントを見れば見るほど、そして“ニッケルバックを嫌うのは楽しい”って人々が騒ぎ立てるのを見ていて、本来のメッセージが失われていると思いました」と話した。
ケンジントン警察は、新たな飲酒運転撲滅キャンペーンを検討中だという。
Ako Suzuki