アリス・クーパー大統領候補「ロック・スターが政治に口を出すなんて最悪」

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2週間ほど前、大統領選に立候補したアリス・クーパーだが、ロック・スターが政治的な見解を述べるのは最悪なアイディアだと考えているそうだ。

◆アリス・クーパー画像

アリスは、『Metal Hammer』誌の「In Residence On Spotify」でこう話した。「まず、なんでみんな、ロック・スターは自分らより物知りだなんて思うんだ? 世界最大の間違いだ。それどころか、俺らはアホだ。みんなより賢いわけじゃない。なんで、俺らがロック・スターなのか、わかってるのか?」

「俺の言うこと信じろ、俺らは、君らが読んでいない雑誌は読んでいない。俺らに政治の内情を知らせてくる奴なんていない。俺らは、君ら以上に知らないんだ。俺が見るテレビ番組といったら、『Family Guy』だよ。ロックンロールっていうのは、政治からできるだけ遠く離れるために作られたんだ。親が誰に投票するかって話していたとき、俺は別の部屋へ行って、ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズを聴いていた。いまでもそんな感じだ」

アリスは人道主義と政治は違うと言い、「ボノや(ブルース・スプリングスティーン)、スティングがやっていること、ほかの人達のために金を集める、それは人道主義だ。俺は大賛成だよ。それは政治的だとは思わない」と続けた。

アリスの大統領選立候補がどれだけ真剣かは、彼の掲げた公約を見ればわかる。彼は、「ブライアン・ジョンソンをAC/DCに戻す」「ビッグ・ベンを“ビッグ・レミー”に改名」「レミーをラシュモア山(の彫像)に加える」「飛行機のどの座席にもカップホルダーを設置」「ナショナル・セルフィー・デー以外でのセルフィ-禁止」「映画上映中のお喋り禁止」「どの壺にも蛇を」「ノーモア・ペンシル、ノーモア・ブック」の世の中にしたいそうだ。

Ako Suzuki
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