UKチャート、ポール・サイモンが26年ぶりの1位
今週の全英アルバム・チャートは、ポール・サイモンの13枚目のスタジオ・アルバム『Stranger To Stranger』が初登場で1位に輝いた。彼のアルバム(ベスト盤を除く)が英国で1位を獲得するのは、『The Rhythm Of The Saints』(1990年)以来、およそ26年ぶりだった。
◆『Stranger To Stranger』画像
ソロでの全英No.1は『Paul Simon』(1972年)、『Graceland』(1986年)、『The Rhythm Of The Saints』(1990年)に続く4枚目、ベスト盤(『The Ultimate Collection』2015年)を含むと5枚目となる。サイモン&ガーファンクル時代は、『Bookends』(1968年)と『Bridge Over Trouble Water』(1970年)の2枚が1位を獲得している。
2位は先週と変わらず、ドレイクの『Views』がキープ。UKツアー中のコールドプレイの『A Head Full Of Dreams』が4位から3位へ再浮上し、代わってビヨンセの『Lemonade』が3位から4位へ、先週1位に初登場したキャットフィッシュ・アンド・ザ・ボトルメンの『The Ride』が5位に後退した。
今週は、サイモンのほか、グライムMC、Bugzy MaloneのEP『Facing Time』が6位に、デキシーズ(デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ)の新作『Let The Record Show – Dexys Do Irish And Country Soul』が10位にチャート・インしている。
シングル・チャートは今週もドレイクの「One Dance」が1位を獲得。これで9週連続となった。2~3位も変わらず、ジャスティン・ティンバーレイクの「Can’t Stop The Feeling」(2位)、カルヴィン・ハリス ft. リアーナの「This Is What You Came For」(3位)がキープし、Kungs Vs Cookin’ On 3 Burnersの「This Girl」が10位から4位へ大きく上昇した。今週新たにトップ10入りしたトラックはなかった。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ポール・サイモン、左耳の聴力の大半を失う
ポール・サイモン、新作は「サウンド・オブ・サイレンス」同様“夢のお告げ”
『Rolling Stone』誌、2021年最も収入が多かったミュージシャン・トップ10を発表
ブルース・スプリングスティーン、ポール・サイモンら、NYホームカミング公演に出演
マイリー・サイラス、ポール・サイモンから「自分の好みは1曲、あとはファンのため」と忠告される
英国BBCラジオのリスナー、80年代のベスト・アルバムにU2の『ヨシュア・トゥリー』を選出
ディオン、新作でP・サイモン、B・スプリングスティーン、J・ベックらとコラボ
ポール・サイモン、ニュー・アルバムでお気に入り曲を“再訪”
ポール・サイモン、歌詞を間違え「罰として嫌いな曲をプレイする」