ポール・サイモン、左耳の聴力の大半を失う
Photo by Mark Seliger
ポール・サイモンが、左耳の聴力が突然、悪化したことを公表した。この状態ではライヴ・パフォーマンスを行うのは難しいかもしれないという。
サイモンは英国の新聞『The Times』のインタビューで、ニュー・アルバムの制作中、「かなり突然にだ。左耳の聴力の大半を失った」と明かした。「これに関しては誰も説明ができない。それで、全てがより困難になった。それに対する僕の反応はフラストレーションと苛立ちだった。まだ怒りはなかった。なぜなら、一過性だ、自然に治るだろうと思っていたからね」
しかし、聴力が良くなることはなく、ライヴ・パフォーマンスは今後できないかもしれないと考えているそうだ。
現在81歳のサイモンは、2018年にツアー活動から引退したが、以降は年に数回、ワンオフの公演を開いたりイベントに出演してきた。現時点、昨年4月に彼の音楽を称え開催された特別公演<Homeward Bound: A Grammy Salute to the Songs of Paul Simon>でのパフォーマンスが最後となる。
サイモンは先週(5月19日)、約5年ぶりのニュー・アルバム『Seven Psalms』を発表した。
Ako Suzuki
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