マイリー・サイラス、ポール・サイモンから「自分の好みは1曲、あとはファンのため」と忠告される

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マイリー・サイラスは、ツアーで過去のヒット曲を歌うことに抵抗を感じていたとき、ポール・サイモンから的確なアドバイスをもらったという。

マイリーは、実体験や自分の気持ちを反映した曲でも、数年が経ちその状況を乗り越えていると感情移入できず、嘘をついているようで、過去の曲を満載したセットリストに複雑な想いを抱いていたという。全米1位を獲得した彼女最大のヒット曲「Wrecking Ball」(2013年)も封印していたそうだ。

そんな中、テレビ番組収録の楽屋でサイモンに会ったと、SiriusXMの『ハワード・スターン・ショウ』で話した。「ポール・サイモンとバックステージにいて……、彼から私のセットリストについて訊かれたの。彼が知っている曲はなかった。そうしたら、彼はこう言ったのよ。“ヒット曲やらないと……。君の公演は90分くらいあるんだろ。自分の好きな曲は1曲だけで、あとは、金を払って君を観に来るファンのことを考えなきゃいけない”って。次の日、セットリストに“Wrecking Ball”を加えたわ」

マイリーは2014年開催の<Bangerz>ツアーではセットリストに「Wrecking Ball」を入れていたが、2015~2016年のライブでは全く歌っていなかった。「Wrecking Ball」は裸でボールに跨るミュージック・ビデオも話題となったが、マイリーは数年前、「自分は何をしようが、あのイメージで記憶される。どれだけ長く自分につきまとうのか、考えるべきだった。私の葬式であの曲が流れるなんて、最悪の悪夢」と後悔を口にしていた。

Ako Suzuki
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