ポール・サイモン、歌詞を間違え「罰として嫌いな曲をプレイする」

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先週(5月16日)、最後のツアーとなる<Homeward Bound - The Farewell Tour>を北米でスタートしたポール・サイモンが、土曜日(5月19日)オレゴン州ポートランドで開いた公演で、歌詞を忘れるミスを犯し、罰として嫌いだという曲をプレイした。

◆ポール・サイモン画像

『Jam Base』によると、サイモンは、『The Rhythm Of The Saints』(1990年)に収録される「The Cool, Cool River」を演奏中、歌詞を忘れ、バンド・メイトに「誰か、この歌詞知ってる?」と尋ねたという。そして、バンドの助けをかり同曲をなんとか終わらせると、「歌詞を忘れるという間違いを犯したから、自分自身を罰する」と話し、「大嫌いな曲の1つを歌う」「そうしたら思い知るだろう。この曲はホント、嫌いなんだ」と、サイモン&ガーファンクルの1966年のアルバム『Parsley, Sage, Rosemary & Thyme』に収録した「The 59th Street Bridge Song (Feelin’ Groovy)」をプレイし始めたそうだ。

即興だったため、バンド・メイトには「プレイしたければどうぞ。プレイしたくなければ、やる必要ないよ」と声をかけていたという。

サイモンは昨年、アメリカのトーク番組『The Late Show With Stephen Colbert』に出演した際、司会者から「The 59th Street Bridge Songはもうプレイしないんだね」と言われ、「あの曲は嫌いなんだ。世間知らずだったと思う」と答えていた。

Ako Suzuki

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