U2のボノ、パリ襲撃事件について「音楽が初めて直撃を受けた」
金曜日(11月13日)、仏パリで起きた連続襲撃事件を考慮し、週末(14,15日)同市内のアリーナで予定していた公演を中止したU2のボノが、今回の事件について「冷血で心がかき乱される」「音楽が初めて戦争やテロの直撃を受けた」と語った。
◆U2画像
この襲撃事件ではイーグルス・オブ・デス・メタルの公演が行われていた会場も標的となり、80人以上の人たちが命を落とした。
U2は事件発生当時、市内のアリーナでリハーサルをしていたという。ボノはアイルランドのラジオ局のインタビューでこう話した。「まず、イーグルス・オブ・デス・メタルのファンのことを心から気の毒に思う。昨晩の被害者の大半はミュージック・ファンだ。これは、戦争、テロ、なんと呼ぶのであれ、音楽が初めてその直撃を受けたことになる。とても動揺している。彼らは僕らの仲間だ。(被害に遭ったのは)僕だったかもしれないし、君らだったかもしれない。他人事とは言えない状況で、この大虐殺の冷血さには深く心がかき乱される。これが僕の頭から離れない」
現在の状況で1つの場所に大勢の人たちを集めるのは危険であり、U2のほかフー・ファイターズも公演の中止を発表した。
Ako Suzuki