アイアン・メイデン「ブルースの声はこれまで以上にいい」
9月にニュー・アルバム『The Book Of Souls』をリリースするアイアン・メイデン。レコーディング時、ブルース・ディッキンソンの舌の裏にはがん性の腫瘍があったはずだが、スティーヴ・ハリス(B)は新作での「ブルースのヴォーカルはこれまで以上にいい」と表した。
◆『The Book Of Souls』画像
ハリスは『Kerrang!』誌のインタビューで、レコーディング中、誰もその兆候に気づかなかったと話した。「ブルースも俺らの誰もわからなかった。何の兆候もなかったんだ。彼は(診断される前に)ヴォーカルのパートをすべて終えていた」「ホントに俺ら、何にも知らなかった。彼は全くそんなそぶりを見せてなかった。彼のヴォーカルは、聴けばわかる。これまで以上にいいよ」
ハリスは、ディッキンソンの病気や闘病生活について「それはブルースやバンドにとってとても個人的な出来事だから、いまは話す時期じゃないと思っている。その時が来たと感じたら、ブルースが話すだろう。俺がひとつだけ言えるのは、彼は兵士だ。アイアン・メイデンの次のチャプターへ進む準備ができている」
ディッキンソンは2月、がん性の腫瘍が見つかり、7週間におよぶ化学療法と放射線治療コースを終えたことを公表した。幸い治療は成功し、5月、癌が無くなったとの検査結果が報告された。
アイアン・メイデン初のダブル・アルバムとなる『The Book Of Souls』は9月4日発売。ツアーはディッキンソンの体力が完全に戻るのを待ち、2016年に行われる予定。
Ako Suzuki
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