ブライアン・ウィルソンを演じた2人の俳優、接触を禁じられる

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ブライアン・ウィルソンの半生を描いた映画『Love & Mercy』でブライアンを演じたポール・ダノとジョン・キューザックは撮影中、コンタクトを取ることを禁じられていたという。ダノは1960年代のブライアンを、キューザックはその20年後、薬物依存症や精神的な問題を抱えるブライアンを演じた。

◆『Love & Mercy』の予告編映像

映画をプロデュース/監督したビル・ポーラッドは、この2つの時代のブライアンをまったく別の人物として描きたかったそうだ。彼は『Q』マガジンにこう話した。「終わるまで、絶対にポールとジョンを会わせないようにしていた。彼らに話し方や立ち振る舞いを一致させて欲しくなかったんだ。それぞれの時代のブライアンはほとんど別人だ」

『Love & Mercy』は6月に全米で上映予定。予告編第1弾が公開されるにあたり、ブライアンは「最初の一編をみんなと共有することができ、すごく興奮している。ビル・ポーラッドは素晴らしい語り手だ」「これは僕にとって光栄であると同時にスリルを感じる」とコメントしている。

ブライアンは4月、11枚目のソロ・アルバム『No Pier Pressure』をリリース。ザ・ビーチ・ボーイズのバンド・メイトだったアル・ジャーディン、ブロンディ・チャップリンらとアメリカ、UKでツアーを行うことを発表した。

また、今週月曜日(3月30日)には、ノラ・ジョーンズ、ボズ・スキャッグス、ハートのアン・ウィルソン、ザ・フレーミング・リップスのウェイン・コイン&スティーヴン・ドローズらが出演し、ブライアンの音楽を称えるトリビュート公演<Brian Fest>がLAで開かれた。ブライアン本人も登場し、ザ・ビーチ・ボーイズの「Surfer Girl」「Barbara Ann」「Fun, Fun, Fun」「Surfin’ U.S.A.」をプレイしたという。


Ako Suzuki
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