テネイシャスD「このグラミーはロニー・ジェイムス・ディオのもの」

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グラミー・アワーズの最優秀ハード・ロック/メタル・パフォーマンス賞に、テネイシャスDの「The Last In Line」が選ばれた。

◆『Ronnie James Dio – This Is Your Life』画像

同曲を作った故ロニー・ジェイムス・ディオの奥さんは、受賞後すぐにジャック・ブラックから報告があったという。彼女はこう話している。「ロニーの曲がグラミーを受賞するのを見るなんて、本当にワクワクしたわ。テネイシャスDの名前が呼ばれてすぐ、ジャックが興奮して電話してきた。唯一残念なのは、ロニーがこの場にいて、その目で何が起きたか見られなかったことね」


テネイシャスDの「The Last In Line」は、2014年春にリリースされたロニー・ジェイムス・ディオのトリビュート・アルバム『Ronnie James Dio – This Is Your Life』に収録。同アルバムの売り上げは全て、ロニーの命を奪った癌の研究や患者を支援するため設立されたRonnie James Dio Stand Up And Shout Cancer Fundへ寄付される。

第57回グラミー・アワーズのハード・ロック/メタル・パフォーマンス部門ではテネイシャスDの「The Last In Line」ほか、アンスラックスがカバーした、ブラック・サバス時代のディオの作品「Neon Knights」もノミネートされていた。こちらも『Ronnie James Dio – This Is Your Life』の収録曲だった。

テネイシャスDのジャック・ブラックとカイル・ガスは、「ディオは巨匠だった。彼はメタル界のパヴァロッティだった」「このグラミーはロニー・ジェイムス・ディオのものだ。僕ら、ロニーを知っていたことを誇りに思っている。これは、彼の素晴らしさの新たな証だ」と話している。


Ako Suzuki
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