テネイシャスD、トランプ氏に対する不適切なコメントでツアーを中止

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テネイシャスDのカイル・ガスが、銃撃されたドナルド・トランプ前米大統領に対し発したコメントが物議を醸したのを受け、バンド・メイトのジャック・ブラックは、現行のテネイシャスDのツアーを中止すると発表した。


問題の発言は、日曜日(7月14日)、オーストラリアのシドニーで開かれたテネイシャスDの公演の最中になされた。この日はガスの64歳の誕生日で、ステージにケーキが持ち込まれ、お祝いされた。そのとき「願い事を!」と促されたガスは、「次はトランプを逃すなよ」と口にした。

これを受け、ブラックは16日、「日曜日の公演でなされた発言には不意打ちを食らった」と始まる声明を出した。「僕は、いかなる種類のものであれ、ヘイト・スピーチを容赦するつもりも政治的暴力をけしかけるつもりもない。熟考の末、これ以上、テネイシャスDのツアーを継続するのは適切ではないと感じている。今後全てのクリエイティブ・プランを保留とする。ファンたちの支援と理解に感謝している」

その直後、ガス本人も声明を出し、「日曜の夜シドニーのステージで僕が即興で発した言葉は極めて不適切で、危険で、とんでもない過ちだった。僕は誰に対してであれ、どんな形、種類であれ、暴力は容赦しない。起きたことは悲劇的であり、僕は、深刻なほど自分の良識が欠如していたのを大変申し訳なく思っている。失望させてしまった人たちに対し、心から謝罪する。僕が引き起こした痛みを本当に後悔している」と、謝罪した。

『TMZ』は、ガスはエージェントから契約を解除されたと伝えている。

Ako Suzuki
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