U2、新作の自動配信を謝罪
U2のボノが、最新作『Songs Of Innocence』が好む好まないにかかわらず、全iTunes Store利用者へ自動配信されたことを謝罪した。
◆U2謝罪映像
バンドは水曜日(10月15日)、ファンからの質問に答えるQ&AビデオをFacebookに掲載。その中で「iTunesでプレイリストに自動的にダウンロードしてくるような方法でアルバムをリリースするのは、もうやめてくれますか? すごく失礼です」との意見が寄せられると、ボノは「おっと…、それは悪かった。ビューティフルなアイディアが出て…、僕ら、浮かれてしまったんだ…。アーティストにはそういう傾向がある。ちょっと誇大妄想が入ってて、ちょっと気前よくて、ほんの少し自己宣伝したくて、それにこの数年、自分らの人生を注ぎ込んできた曲が聴いてもらえないんじゃないかという深い不安感があった。世の中にはいろんな雑音がある。それを切り抜けるために僕ら自身、ちょっと騒ぎ過ぎたかもしれない」と答えた。
賛否両論を招いたリリース方法に、ボノはこれまで、「ちょっとした騒ぎを起こす、それが僕らの仕事みたいなもんじゃないかな。だからそもそも、僕らはロックンロール・バンドにいたいって思ったんだ」「僕らがただで配ってるんじゃない。Appleがそうしてるんだ。そこはすごく重要だ。僕は無料音楽に反対だ。でも、すぐそこにあり、ニュースになったってことで、ソウルかどこかにいる人が聴いてみようって思うかもしれない、そういうことだよ」などとも話している。
9月にiTunes Storeから無料配信された『Songs Of Innocence』は、10月22日にCDとしてリリースされる。
Ako Suzuki