ロストプロフェッツの元メンバー「プラチナ・ディスクを叩き壊した」
フロントマン、イアン・ワトキンスが逮捕されたのを受け解散したロス作品と作者は切り離すべきだと考える人もいるが、ミュージシャンが罪を犯したとき、もうその音楽は聴きたくないと思うファンも少なくないだろう。ロストプロフェッツの元メンバーも同じ思いだという。
◆No Devotion画像
ベーシストのスチュアート・リチャードソンは『The Guardian』紙のインタビューでこう話した。「僕は、彼の悪行が僕らの音楽を台無しにせずに済むとは思えない。家にプラチナ・レコードがあるが、この前『Liberation Transmission』のを叩き割った。残りはガレージにある。もう日の目を見ることはないだろう」
また、ギタリストのリー・ゲイズは「僕はもう(ロストプロフェッツの音楽は)聴けない。汚された。だって、彼がバンドのボイスであり、彼の詞なんだから」と話した。
ロストプロフェッツの元メンバー、リー・ゲイズ(G)、マイク・ルイス(G)、スチュアート・リチャードソン(B)、ジェイミー・オリヴァー(Key)、ルーク・ジョンソン(Dr)の5人は先日、アメリカのハードコア・バンド、サーズデイのシンガー、ゲフ・リックリーとニュー・バンドNo Devotionを結成、シングル「Stay」をリリースした。
リチャードソンはイアン・ワトキンスの事件の後、彼らの新しい音楽を聴きたいと思う人がいるのか懐疑的だったが、シングルのリアクションの良かったことで将来に希望が持てるようになったという。
No Devotionは来週(7月22日から)、UKでミニ・ツアーを行う。
Ako Suzuki, London