加藤和樹、Zepp DiverCity TOKYO公演で見せた疾走感と熱気、そして満面の笑み
現在テレ玉ほかでオンエアされ、お茶の間にカオスな話題を運んでいるドラマ『乾杯戦士 アフターV』にて、無駄にカッコいいブルー役を演じている加藤和樹。彼が、6月20日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにて<Kazuki Kato LIVE “GIG”2014TOUR ~Sing A song Fighter~>を開催した。オフィシャルから届いたライブレポートを掲載する。
◆<Kazuki Kato LIVE “GIG”2014TOUR ~Sing A song Fighter~>東京公演 画像
6月6日、松山からスタートし、全国10都市を巡る<Kazuki Kato LIVE “GIG”2014TOUR ~Sing A song Fighter~>ツアーの東京公演が、6月20日、東京・Zepp DiverCity TOKYOで行なわれた。
約1500人のファンが詰めかけた会場は熱気にあふれ、開演を今か今かと待ちかまえる。様々な光のライトが点滅するなか、バンドメンバーがひとりひとり、アナウンスにのせてステージへ。そして最後に、客席のど真ん中に設けられた花道を通って、フードの付いたガウンを羽織った加藤和樹が、まさにファイターよろしく駆け足で登場すると、満員の客席から歓声が沸きあがる。軽やかな足取りでステージに駆け上った加藤が、サッとガウンを脱いで、オープニングナンバー「inpure love」がスタート。
オープニングから激しいアクションを繰り出す加藤は、客席を大きく煽りながらノリのいいナンバーをガンガン飛ばしていく。今回のセットリストは、新旧の代表曲を散りばめた内容も見どころ。ライブでは定番のジャンプ曲「Hang Glider」や初期の本人作詞ロックナンバー「リアル」を織り交ぜた前半ブロックに続き、中盤は、最新ミニアルバム「TOY BOX」から「G線上のマリア」や「セイテンノヘキレキ」を披露する。
「次の曲のテーマは人と人との繋がり、そして想いは言葉にしなければ伝わらないということ。同じ想いを共有することは難しいけど、俺を通じてみんなの心をもっと繋いでいきたい。これからも、一緒に歩んでください」と語り、本人が作詞、作曲を手がけ、アコースティックギターで弾き語った「あいことば」へ。切なくも温かなナンバーに、客席も静かに聞き入った。
その後、「Solitaire」「そばにいて」と初期の人気バラードが続けて披露され、加藤が一時退場。サポートバンド・Drasticsが観客とのコール&レスポンスを交えた演奏を見せたのち、ライブは後半戦へと突入。ライブでは滅多に履かないハーフパンツとカラフルなTシャツに着替えた加藤が、軽やかなハンドスプリングでステージに駆け込むと、会場はさらにヒートアップ! オーディエンスもさらなる大歓声で、加藤を迎える。
ここからは、疾走感と熱気だけが会場を支配する。デビュー当時の代表曲である「WARNING」や「Vampire」、加藤和樹のアーティストブレイクを牽引したミュージカル『テニスの王子様』のキャラクターソング「Flaming ice」。「大きな声で叫んでストレスをこの曲で発散してくれ!!」という言葉から繰り出されたOLの現実を歌ったヒットナンバー「LADY GO!!」やステージやセンター花道からの水鉄砲と加藤観客一体となってタオルを振りまわした「BEACH」、バックダンサーを従え最高潮に盛り上がった「灼熱フィンガーでFEVER」などを熱唱。力強い歌声と激しいシャウトを交えながら、加藤はダイナミックなパフォーマンスでオーディエンスをドライブ。本編のラストナンバーは、アニメ『マジンボーン』の主題歌で、10枚目シングル曲「Legend Is Born」。この曲でさらなるロック魂を見せつけ、本編が終わっても、会場の拍手は鳴りやまなかった。
温かな声援に迎えられたアンコールでは、「俺のわがままですが、隣の人と手を繋いで。隣に誰かがいることの温かさを感じながら聴いて欲しい」とファンに呼びかけ、本人作詞による「ひとりじゃない」を熱唱。そしてアンコールラストは、「最後に燃え尽きようぜ!」と叫びながら届けたハイなナンバー「instinctive love」。ラストにはお得意のバック宙を華麗に決め、最後は生声で「本日は本当にありがとうございました!」と挨拶。満面の笑みを浮かべながら、爽やかにステージを駆け下りていった。
さらに成長し、アーティストとして一回りも二回りも逞しくなった加藤和樹。6月22日の名古屋ダイアモンドホールで行われるツアーファイナルが、ますます楽しみになる一夜だった。
◆BARKSライブレポート
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