ロジャー・ダルトリー「ウィルコ・ジョンソンは元気だ」
ウィルコ・ジョンソンとアルバム『Going Back Home』を制作したザ・フーのフロントマン、ロジャー・ダルトリーが、先日、腫瘍の摘出手術を受けたウィルコの様子について語った。
◆ウィルコ・ジョンソン画像
末期のすい臓癌を患っていた彼は4月30日、9時間におよぶ手術により腫瘍を切除したほか、すい臓全体と脾臓、胃と腸の一部を摘出、肝臓周辺の血管を切除/再建した。
ダルトリーは月曜日(5月12日)、BBCにこう話した。「彼はいま病院だ。この2週間、出たり入ったりしてる。すごく元気だよ」「身体の多くの部分を失った。でも、まだここにいる。それって、死からは一歩前進だ」
「起き上がって、文句言っているよ。間違いなく、いい兆候だ。僕ら、彼が全快するのを楽しみに待っている。時間はかかるだろう。でも、治ったら、アルバムのパート2を作るつもりだ」「(全快する)チャンスはある。でも、誰も試したことがない手術だったんだ。彼は実験好きだからね。彼の人生すべてが実験的だよ」
ウィルコのFacebookには、5月9日に病院で撮影されたという近影が投稿されている。元気そうだ。
Ako Suzuki, London
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