ジューダス・プリースト、リッチー・フォークナー加入し原点回帰
ジューダス・プリーストのニューアルバム『Redeemer of Souls/リディーマー・オブ・ソウルズ』が登場する。通算17枚目、6年振りとなる作品で、7月23日発売だ。
◆ジューダス・プリースト画像
最後のワールド・ツアーと銘打たれた2011年~2012年にかけて行われた<エピタフ・ツアー>の発表と共に、K.K.ダウニング(G)の脱退という衝撃ニュースが世界中を駆け巡り、遂にメタル・ゴッドも終焉かとメタル・ファンをヤキモキさせた彼らだが、ワールド・ツアーで初披露された新加入のギタリスト、リッチー・フォークナーの控えめながらもしっかりとジューダス・サウンドを支える好プレイは、若かりし頃のK.Kを彷彿とさせる金髪の美形ルックスもあいまって、ジューダスに新たな生命力を吹き込む嬉しいサプライズとなった。
前アルバム『ノストラダムス』から6年の歳月を経て完成したニュー・アルバムは、徹頭徹尾ジューダス・プリースト流の王道ヘヴィ・メタルに回帰しているという。前作はバンド初の2枚組で“メタル・オペラ”と銘打ちストリングスやシンセ・ギターを採り入れるというジューダス史上最もコンセプチュアルな作品となっていた。当然、今回のニュー・アルバムの原動力となったのは、リッチー・フォークナーの存在だ。元々ジューダス・プリーストに憧れていたというリッチーは、ツアーで期待に応えたのみならず、作曲面でもロブ・ハルフォード(Vo)、グレン・ティプトン(G)と共に多大な貢献を果たしているという。
「アルバム『リィデーマーオブ・ソウルズ』は、“ジューダス・プリースト流ヘヴィ・メタル”の信念に対する我々の情熱を増強した作品に仕上がっている。ジューダス・プリーストがこれまで創造してきたものの最高水準のコンビネーションがここにはある。それは、怒涛のギター・リフとソロ、雷のように轟くドラム、骨太のベース・グルーヴ、そして全てを切り裂くようなヴォーカルだ」──ジューダス・プリースト
『リディーマー・オブ・ソウルズ』日本盤は通常盤とデラックス盤(2枚組)の2種類で7月23日に発売となる。
ジューダス・プリースト『Redeemer of Souls/リディーマー・オブ・ソウルズ』
日本盤:7月23日通常盤とデラックス盤(2枚組)の2形態発売予定
【アルバム収録曲】
・DRAGONAUT
・REDEEMER OF SOULS
・HALLS OF VALHALLA
・SWORD OF DAMOCLES
・MARCH OF THE DAMNED
・DOWN IN FLAMES
・HELL & BACK
・COLD BLOODED
・METALIZER
・CROSSFIRE
・SECRETS OF THE DEAD
・BATTLE CRY
・BEGININNG OF THE END
―デラックス盤の追加収録曲―
・SNAKEBITE
・TEARS OF BLOOD
・CREATURES
・BRING IT ON
・NEVER FORGET
【メンバー】
ロブ・ハルフォード (Vo)
グレン・ティプトン (G)
リッチー・フォークナー (G)
イアン・ヒル (B)
スコット・トラヴィス (Dr)
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