U2、原点回帰「共感を得られないかもしれない」

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ボノが制作中のU2のニュー・アルバムについて語った。彼らは新曲を作るにあたり、原点を振り返ったという。

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ボノはBBCラジオ1のインタビューでこう話した。「僕ら、そもそもなんでバンドを始めたいと思ったのかってとこに戻ったんだ。ラモーンズやクラフトワークを聴いていた。どちら(の影響)も“Invisible(新曲)”の中に聴くことができる。自分が曲を作っているってことへの価値観が広がった。ダムが決壊したようだった」

一方で、今の自分達の状況や考えている事柄に正直になろうとすればするほど、リスナーの共感を得られないかもしれないとの懸念もあるという。

「僕ら、共感を得られなくなる恐れがある。自分らに関係することや、今いる場所、自分達が経験していることを正直に話すような曲を作らなくてはならない。それでほかの人達が共感するっていうなら、素晴らしいけど」

U2は現在、レコーディングの真っ只中。ボノは2か月以内に完成するのではないかとみている。新作は2009年の『No Line On The Horizon』以来13枚目のスタジオ・アルバムとなる。

Ako Suzuki, London




◆U2オフィシャルサイト
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