サム・クック、2012年度「紙ジャケ大賞」グランプリに

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2013年で第15回を迎える「紙ジャケ大賞」のグランプリに、「サム・クック紙ジャケット・コレクション RCA YEARS」が選ばれた。「紙ジャケ大賞」とは知る人ぞ知る「紙ジャケ探検隊」という団体が年に一度発表しているもので、2012年度リリースの紙ジャケットCD作品の中から最も素晴らしい作品としてサム・クックが選出され、ソニー・ミュージックの元に表彰状とトロフィーが届けられている。

◆サム・クック画像

紙ジャケは、アナログLPで発売された過去の音楽作品をCDとして再リリースする際に、プラスチックのケースではなく、LPのミニチュア版のような紙のスリーブを付して発売される商品を指している。紙ジャケの多くは初回限定生産になるものが多く、必然的に希少価値が高くなるケースが多い。紙ジャケは日本が世界に誇る技術力と精神性がこめられたパッケージのひとつで、小さなこだわりをも見逃さない日本人気質が優れた紙ジャケ商品を生み出している歴史がある。オーディエンスにもその愛好家は多く、「紙ジャケ探検隊」はその代表的な団体でもある。

「サム・クック 紙ジャケット・コレクション RCA YEARS」は、初CD化作品を含む9タイトルのシリーズで、発売直後のオリコンデイリーチャート(洋楽)では13位の『ツイストで踊りあかそう』を筆頭に、50位以内に8タイトルがランクインし、即品薄状態になる人気商品となった。オリコンチャートが正式に始まったのが1968年のため、サム・クックが現役で活動していた1950年代から1964年(享年33歳)では叶わなかったオリコンチャート入りを、今回の紙ジャケで達成したことにもなる。

「長らく紙ジャケットの制作をさせて頂いていますが、今回初めて大賞という名誉を賜り、感謝感激しております。年々パッケージのセールスが厳しくなっている現状ではありますが、こだわりと愛情を持って今後も精進してまいります。」──ソニー・ミュージック担当スタッフ

「サム・クック 紙ジャケット・コレクション RCA YEARS」が高い評価を受けた背景には、LP発売当時の時代感を再現する帯のクオリティと、最新リマスタリングとBlu-specフォーマットによる高品位なサウンドという両軸の魅力が評価されたものと思われる。

「サム・クック紙ジャケット・コレクションRCA Years」
※完全生産限定盤につき、売り切れの場合あり
各¥2,200(税込)解説、歌詞&対訳付
高品質Blu-spec CD/最新リマスタリング
(1)クックズ・ツアー [Cooke's Tour]  SICP 20320
(2)ヒッツ・オブ・ザ・50'S [Hits Of The 50's]  SICP 20321
(3)サム・クック(スウィング・ロウ)[Sam Cooke(Swing Low)]  SICP 20322
(4)マイ・カインド・オブ・ブルース [My Kind Of Blues]  SICP 20323
(5)ツイストで踊りあかそう [Twistin' The Night Away]  SICP 20324
(6)ベスト・オブ・サム・クック [The Best Of Sam Cooke]  SICP 20325
(7)ミスター・ソウル [Mr. Soul]  SICP 20326
(8)ナイト・ビート [Night Beat]  SICP 20327
(9)ハーレム・スクエア・クラブ1963 [One Night Stand ! Live At The Harlem Square Club, 1963] SICP 20328

◆紙ジャケ探検隊サイト
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