ソフト・マシーンの創設者、ケヴィン・エアーズ死去

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月曜日(2月18日)、1960年代後半から1980年代半ばにかけて活動した英国のサイケデリック・バンド、ソフト・マシーンのオリジナル・メンバー、ケヴィン・エアーズが亡くなった。フランス、モントリューにある自宅で睡眠中に亡くなったという。68歳だった。

◆ソフト・マシーン画像

エアーズは1964年にロバート・ワイアットやヒュー・ホッパーらとソフト・マシーン(およびキャラバン)の前身となるバンド、ワイルド・フラワーズを結成。“カンタベリー・ミュージック”と呼ばれるプログレッシブ・ロック・シーンに大きな影響を与えた。

その後、ソフト・マシーンとして活動を始めた彼らは、1968年にセルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリース。しかし、ジミ・ヘンドリックスの前座でアメリカ・ツアーを行なったことで疲れ果てたエアーズは、アルバム・リリース直後にバンドを脱退、翌年からソロ活動をスタートし、ロバート・ワイアット、ブライアン・イーノ、シド・バレット、ジョン・ケイル、エルトン・ジョン、マイク・オールドフィールド、ニコ、アンディ・サマーズらとのコラボが話題になった。

エアーズは1969年から2007年の間に17枚のソロ・アルバムを発表。2007年に15年ぶりにリリースした『Unfairground』が最後のアルバムになってしまった。

Ako Suzuki, London
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