[クロスビート新刊情報] 新刊『奇人変人紳士録in ROCK』

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メーリング・リストに登録しておけば自動的にニュースが届くばかりか、好きなミュージシャンのTwitterをフォローしたり、facebookでオフィシャル・ページを「いいね!」したりしておけば、もう友達と同じくらいのレベルで彼らの情報がほぼリアル・タイムで入ってくる時代である。そうやってアーティストたちの素顔がすぐそこに感じられる今、彼らの存在が神秘性を帯びたり、ビックリするような伝説を生んだりすることはあるのだろうか。

更に、最近は話題になるような“ロックンロール”なアーティストがほとんどいない、という現実もある。思わず笑っちゃう、友達に言わずにいられない、驚いてその人のことを調べちゃう、そんなことがあまりなくなっているような…?

ホテルの窓からテレビを投げてしまったり、鳩の頭をかじってしまったり、裸でステージに立ってしまったり──と、かつてロックにはヘンで破天荒なアーティストたちがたくさんいた。宣伝用に大袈裟に伝えられたことも、もちろんあっただろう。けれどそういうのも含めてロックを楽しんじゃえる空気だったというか。

新刊『奇人変人紳士録in ROCK』には、キース・ムーン(ザ・フー)、フレディ・マーキュリー(クイーン)、アクセル・ローズ(ガンズ・アンド・ローゼズ)、カート・コバーン(ニルヴァーナ)、リッチー・ブラックモア(ディープ・パープル他)、シド・ヴィシャス(セックス・ピストルズ)ら、40人以上のエキセントリックなロック・スターたちのぶっ飛びエピソードが満載。ファンはもちろん、よく知らない人でも面白おかしく楽しめる一冊になっている。伝説を知ってから、その人の音楽を聴いてみる。そんな出会いがあってもいいはずだ。

『奇人変人紳士録in ROCK』
著:五十嵐 正 他
判型:四六判
頁数:184ページ
本体価格:1,260円(税込)
発売日:1月31日
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