K.K.ダウニング、ジューダス・プリースト時代を振り返る

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2011年春に脱退したオリジナル・メンバーの1人、K.K.ダウニング(G)がジューダス・プリースト時代を振り返った。

Guitarhoo.comのインタビューで、ジューダス・プリースト結成のきっかけを問われたダウニングはこう答えている。「ジューダス・プリーストは、すごくいいブルース・バンドだった。主にアル・アトキンスが中心になって活動していた。でも、悲しいことにギタリストをなくし解散したんだ。僕はオーディションに行ったんだけど、ブルース・プレイヤーではなかったからね。その後、アルがリハーサル・ルームで僕とイアン・ヒルスとドラマーのジョン・エリスがやっているのを見て、ジョインすることに同意したんだ。ジューダス・プリースト2の誕生だよ。アルは素晴らしかった。僕らをブルースの方向へ向かわせようと無理強いはしなかった」

ジューダス・プリーストは、最近行なわれた一般投票で「史上最も重要なブリティッシュ・メタル・バンド」の1つに選ばれた。ダウニングは“ヘヴィ・メタル”という言葉を最初に耳にしたときのことをこう思い返している。「多分、1974~75年のことだったと思う。1人のジャーナリストが音楽紙で使い始めたんだ。彼がどのバンドのことを指したのか、それがプリーストだったのか覚えてないけど」「プリーストは最初、プログレッシヴ・ブルースとして知られていた。その後、プログレッシヴになってロックになってハード・ロック、ヘヴィ・ロック、そしてヘヴィ・メタルになった。5年の間でね」

ジューダス・プリーストを脱退後、ザ・フーのトリビュート・アルバム『Who Are You: An All Star Tribute To The Who』に参加したダウニングだが、現在のところ、新しい音楽やソロ・アルバムを制作する予定はないそうだ。代わりと言ってはなんだが、ダウニングは今年初め、広大な自宅敷地内にゴルフ・コースと63室を備えたホテルをオープンすると発表している。ゴルフ好きのダウニングは2年前、敷地内に自らが設計したゴルフ・コースを作っており、それはすでに一般公開されている。ちなみにメンバー制ではなく、冬季は1人£35(約4,600円)でプレイできるそうだ。

Ako Suzuki, London
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