スコーピオンズ、“1980年代のニュー・アルバム”を2013年に
ツアーからは引退するものの、スコーピオンズは通常のコンサートやミュージックからは引退しないと明言。ギタリストのマティアス・ヤブスがビルボードにこれからのスコーピオンズを語った。
1980年代前半のアルバム『禁断の刺青』の時に完成していなかった曲が数多くあるといい、「俺たちがもっともスコーピオンズらしい時代かもしれないし、ファンたちからの提案だったんだ。実際、多くの曲が残されていて、その中から16曲から18曲を選んで完成させ、アルバムには12曲を収録する予定だ」とヤブス。「もちろん、音楽は時代を反映するものだけれど、現在のミュージック、レコーディング水準にかなったものに質を高めるよ。ただ、作曲された時の基本的アイデアやリフ、感情は大切にしたい」と続ける。
また、アルバムがリリースされる2013年にはドキュメンタリー・フィルムも公開される。カジャ・ヴォン・ガニアを監督にワールド・ツアーを収録すると同時に、いろいろな人たちのインタビューを交えたものになるそうだ。さらに2014年にはブラジル・ワールド・サッカーのオープニング・セレモニーに出演することになっているという。「主催者から電話でオファーされたんだ。まじめに申し込んできたのがわかって『OK、やろうじゃない』と引き受けたよ」とヤブスは明らかにした。
そしてツアーを12月15日故郷のドイツで終了することには、「これからもツアーを5年、10年と続けていくのは実際に無理なんだ。でも、最後を迎えるのはとても辛いし、考えるのもイヤなくらいだよ」と寂しく語る。彼らにとってアイコンの一つであるツアー終了は、正に辛い時となりそうだ。
◆ニュース提供:ビルボード
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