サージ・タンキアン、7月発売のソロアルバムは、時代が生み出した『ハラキリ(切腹)』
シンガーでありソングライターであり、数々の楽器をこなす詩人/政治的活動家/システム・オブ・ア・ダウンのフロントマンであるサージ・タンキアンの3rdソロアルバム『切腹(原題: HARAKIRI)』が発売となる。LAにある自身のスタジオSERJICAL STRIKE STUDIOSで制作された最新作だ。
◆サージ・タンキアン画像
2010年『インパーフェクト・ハーモニーズ』に続くこの作品には、“尊厳ある自殺”を意味するハラキリ(切腹)と名付けられ、7月11日に日本盤発売が予定されている。4月後半にはサージのオフィシャルサイトでファースト・シングル「フィギュア・イット・アウト」のティーザー・ビデオが公開されるという。
サージは今までとはちょっと違ったやり方で楽曲を書いたという。
「AppleのiPadを作曲用の楽器として使ったんだ。そこで作った曲が3曲このアルバムにも収録されている。予想もしないような結果を手に入れるためには、今までとは違うやり方で自分自身を試してみなくちゃならないからね」──サージ・タンキアン
大半の楽曲は2011年に書き上げたものだが、「今までで最も忙しく、最も創造意欲に満ちた年だった」と語っている。2月には作曲を手掛けたロック・ミュージカル「Prometheus Bound」がボストン・ハーバードにあるOberon Theaterで初演され、2冊目となる詩集『Glaring Through Oblivion』も出版された。同時にシステム・オブ・ア・ダウンとして大陸を横断するツアーを行い、アルメニアではOpera Orchestraとの共演によるコンサートも開催、この時、政治集会にも参加し非営利大会を主宰、彼の生まれ故郷であるレバノンで初めてのコンサートをLebanese National Symphony Orchestraと共に開催している。そしてアメリカに戻った後も、彼は4枚のアルバム分の楽曲を書き上げていったという。この4枚のアルバムとは、(1)ジャズ・アルバム、彼の友人でもあるMINDLESS SELF INDULGENCEのジミー・ユリーンと共に作った(2)エレクトロニック・アルバム、ORCAと題された(3)クラシカル・シンフォニー・アルバム、そして7月にいよいよ発売となる(4)『切腹』だ。
「2011年は火事から始まった。NEW ZEALANDにあるPihaというエリアにいる子供たちが花火で遊んでいて、その火が俺の近所の家に飛び移り、その周辺全部を焼き尽くしたんだ。その時、この年はとんでもない年になるなって予感がしたんだけど、まさしくそうなったね」とサージは言う。
「それから5日もたたないうちに、世界中でとんでもない数の鳥や魚が死に始めている、というニュースが飛び込んできた。そういった兆しが、俺にある効果を与えたんだ。地球上の様々な生き物がハラキリ(切腹)をしてるんだ。彼らは、俺達が知らないような来たるべき出来事、もしくは現代の環境の継続性の危機的なものを感じているのかもしれない。この日から、俺はこの作品を書き始めたんだ」──サージ・タンキアン
様々な種がかなりの規模で自らを根絶させているというその象徴性が、サージの感情を大きく揺さぶり、この最新作全体の根底にあるひとつのテーマに根差しているという。そのアイデアを持って曲作りに入り、混乱に満ちた一年の全てを取り入れながら、この新しいアルバムを育んだのだ。
「ソロ・アーティストとして俺が今まで発表してきた作品とは違うアルバムだね。疾走感にあふれているし、パンク的な要素もある。ゴスやエレクトロニックからの影響もあるし、それらがあの1980年代のヴァイヴと混ざり合っているんだ。ダイナミックなヘヴィ・ロックだけど、壮大なメロディに満ちた曲が詰まっている。歌詞的には、個人的なものから政治的なもの、哲学的なもの、精神的なもの、それにユーモアや愛といったテーマをまとめあげたものになっているよ」──サージ・タンキアン
今作にはサージのツアー・バンドThe F.C.C.(ギターはダン・モンティ、ベースはマリオ・パグリアルーロ、そしてドラムはトロイ・ザイラー)がレコーディングに参加。ダン・モンティはサージと共に共同ミックス/エンジニアとしてもクレジットされており、また、マスタリングはMETALLICAやRED HOT CHILLI PEPPERS、KANYE WESTなどを手掛けるヴラド・メラーが手掛けている。
『切腹』
1.Cornucopia / 豊穣の角
2.Figure It Out / フィギュア・イット・アウト
3.Ching Chime / チン・チャイム
4.Butterfly / バタフライ
5.Harakiri / 切腹
6.Occupied Tears / オキュパイド・ティアーズ
7.Deafening Silence / デフニング・サイレンス
8.Forget Me Knot / フォーゲット・ミー・ノット
9.Reality TV / リアリティTV
10.Uneducated Democracy / アンエデュケイテッド・デモクラシー
11.Weave On / ウィーヴ・オン
◆サージ・タンキアン・オフィシャルサイト
◆サージ・タンキアン画像
2010年『インパーフェクト・ハーモニーズ』に続くこの作品には、“尊厳ある自殺”を意味するハラキリ(切腹)と名付けられ、7月11日に日本盤発売が予定されている。4月後半にはサージのオフィシャルサイトでファースト・シングル「フィギュア・イット・アウト」のティーザー・ビデオが公開されるという。
サージは今までとはちょっと違ったやり方で楽曲を書いたという。
「AppleのiPadを作曲用の楽器として使ったんだ。そこで作った曲が3曲このアルバムにも収録されている。予想もしないような結果を手に入れるためには、今までとは違うやり方で自分自身を試してみなくちゃならないからね」──サージ・タンキアン
大半の楽曲は2011年に書き上げたものだが、「今までで最も忙しく、最も創造意欲に満ちた年だった」と語っている。2月には作曲を手掛けたロック・ミュージカル「Prometheus Bound」がボストン・ハーバードにあるOberon Theaterで初演され、2冊目となる詩集『Glaring Through Oblivion』も出版された。同時にシステム・オブ・ア・ダウンとして大陸を横断するツアーを行い、アルメニアではOpera Orchestraとの共演によるコンサートも開催、この時、政治集会にも参加し非営利大会を主宰、彼の生まれ故郷であるレバノンで初めてのコンサートをLebanese National Symphony Orchestraと共に開催している。そしてアメリカに戻った後も、彼は4枚のアルバム分の楽曲を書き上げていったという。この4枚のアルバムとは、(1)ジャズ・アルバム、彼の友人でもあるMINDLESS SELF INDULGENCEのジミー・ユリーンと共に作った(2)エレクトロニック・アルバム、ORCAと題された(3)クラシカル・シンフォニー・アルバム、そして7月にいよいよ発売となる(4)『切腹』だ。
「2011年は火事から始まった。NEW ZEALANDにあるPihaというエリアにいる子供たちが花火で遊んでいて、その火が俺の近所の家に飛び移り、その周辺全部を焼き尽くしたんだ。その時、この年はとんでもない年になるなって予感がしたんだけど、まさしくそうなったね」とサージは言う。
「それから5日もたたないうちに、世界中でとんでもない数の鳥や魚が死に始めている、というニュースが飛び込んできた。そういった兆しが、俺にある効果を与えたんだ。地球上の様々な生き物がハラキリ(切腹)をしてるんだ。彼らは、俺達が知らないような来たるべき出来事、もしくは現代の環境の継続性の危機的なものを感じているのかもしれない。この日から、俺はこの作品を書き始めたんだ」──サージ・タンキアン
様々な種がかなりの規模で自らを根絶させているというその象徴性が、サージの感情を大きく揺さぶり、この最新作全体の根底にあるひとつのテーマに根差しているという。そのアイデアを持って曲作りに入り、混乱に満ちた一年の全てを取り入れながら、この新しいアルバムを育んだのだ。
「ソロ・アーティストとして俺が今まで発表してきた作品とは違うアルバムだね。疾走感にあふれているし、パンク的な要素もある。ゴスやエレクトロニックからの影響もあるし、それらがあの1980年代のヴァイヴと混ざり合っているんだ。ダイナミックなヘヴィ・ロックだけど、壮大なメロディに満ちた曲が詰まっている。歌詞的には、個人的なものから政治的なもの、哲学的なもの、精神的なもの、それにユーモアや愛といったテーマをまとめあげたものになっているよ」──サージ・タンキアン
今作にはサージのツアー・バンドThe F.C.C.(ギターはダン・モンティ、ベースはマリオ・パグリアルーロ、そしてドラムはトロイ・ザイラー)がレコーディングに参加。ダン・モンティはサージと共に共同ミックス/エンジニアとしてもクレジットされており、また、マスタリングはMETALLICAやRED HOT CHILLI PEPPERS、KANYE WESTなどを手掛けるヴラド・メラーが手掛けている。
『切腹』
1.Cornucopia / 豊穣の角
2.Figure It Out / フィギュア・イット・アウト
3.Ching Chime / チン・チャイム
4.Butterfly / バタフライ
5.Harakiri / 切腹
6.Occupied Tears / オキュパイド・ティアーズ
7.Deafening Silence / デフニング・サイレンス
8.Forget Me Knot / フォーゲット・ミー・ノット
9.Reality TV / リアリティTV
10.Uneducated Democracy / アンエデュケイテッド・デモクラシー
11.Weave On / ウィーヴ・オン
◆サージ・タンキアン・オフィシャルサイト
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