ジャック・ホワイト、SXSWで全キャリアを網羅するステージを披露
金曜日の夜、ステージ・オン・シックスで「ジャックの用意はいい?」と観客に尋ねたとき、カレン・エルソンは間違いなくその答えを知っていた。
そのイベントはジャック・ホワイトのレーベル、サード・マン・レコーズのものと銘打たれていたが、彼の元妻は彼こそがクラブから長くのびた人の列の理由であると知っていた。これはホワイト・ストライプス/ラカンターズ/デッド・ウェザーの中心人物のまだ4回目のショーだが、評判は同郷の出身であるエミネムのシェイディ2.0ほどではないにしろ、大変に盛り上がっていた。
嬉しいことに、一時間半でこれまでのキャリアのすべてを網羅した2部のコンサートは期待や前評判に応えるものだった。
「サタデー・ナイト・ライブ」や最近のナッシュビルでのサード・マン・レコーズレーベル3周年記念と同様、ホワイトは一部は全員女性、二部は全員男性という二つの違うグループとプレイした。一部ではルビー・アマヌスとのデュエットで「デッド・リーヴス・アンド・ザ・ダーティ・グラウンド」。「ホテル・ヨルバ」、「イッキー・サンプ」、ラカンターズの「トップ・ユアセルフ」、ハンク・ウィリアムスの「ユー・ノウ・ホワット・アイ・ノウ」などが披露された。これから発売されるソロ・アルバム『バンダーバス』からは「シックスティーン・サルティネス」、「ウィープ・ゼムセフヴス・トゥ・スリープ」が演奏され、熱狂的に受け入れられた。
二部ではラカンターズの「ステディ・アズ・シー・ゴーズ」、デッド・ウェザーの「カッツ・ライク・ア・バッファロー」、新曲の「ヒポクリティカル・キス」、ホワイト・ストライプスの「マイ・ドア・ベル」、「ハロー・オペレイター」、「ザ・ハーデスト・ボタン・トゥ・ボタン」、「ボール・アンド・ア・ビスケット」、「セヴン・ネーション・アーミー」などがプレイされた。
写真撮影は禁止されていたが、サード・マン・レコーズはウェブサイトで写真の無料ダウンロードを行なっていた。
ホワイト以外の10アーティストも、ナチュラル・チャイルドやパーリング・ヒスのようなガレージものからホワイト・ラビッツやエレクトリック・ゲストのようなエレクトロ・ポップ、ラニー・レーンのようなソロ・パフォーマンスまで多岐にわたっていた。レジー・ワッツはワンマン・バンドで会場を沸かせ、俳優のジョン・C.ライリーもカントリーを聞かせた。
エルソンも思いがけないパフォーマンスを見せた。ラカンターズのリズム・セクション(ジャック・ローレンスとパトリック・キーラー)を擁するバンドは4月に発売される新作の曲などを含むエネルギッシュなパフォーマンスを見せた。
◆ニュース提供:ビルボード
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