エルヴィス没後35周年イベントに、加山雄三登場

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1月22日(日)、有楽町よみうりホールにてエルヴィス・プレスリー没後35周年イベント<TRIBUTE TO ELVIS 2012>が開かれ、トークショーに湯川れい子と加山雄三が登場した。

◆イベント画像

この<TRIBUTE TO ELVIS 2012>イベントは、エルヴィスの公式ファンクラブが長年に渡って年に一回行ってきたものだが、2012年は没後35周年ということもあり、毎年トークショーを行っていた湯川れい子からの1年ごしのオファーにより、エルヴィスにゆかり深く同年代である加山雄三の登場が実現となった。

加山雄三はトークショーの中で、19歳のときにアメリカンスクールに通っている友人たちからエルヴィスの存在を知らされたこと、学生時代にカントリー・クロップスとしてエルヴィスの数々のB面楽曲をコピーしたこと、ラスべガスのエルヴィスの公演で楽屋に入って長時間に渡って本人と直接サインをもらったことなど、様々なエピソードを披露。また、エルヴィスに憧れていた加山雄三が10代の頃にワイヤーレコーダーで多重録音した「トリート・ミー・ナイス」の非常に貴重な音源も会場で再生されるというサプライズもあった。さらに、会場のリクエストに応えて「ラヴ・ミー・テンダー」をギター一本で弾き語り、トークショーの枠を超えた大盛り上がりのイベントとなった。

本イベントではライブパートも設けられ、2011年8月にメンフィスのエルヴィス・プレスリー・コンテスト世界大会に日本代表として参加した桐生大輔が凱旋ライブを行った。他にも、エルヴィスを追ったドキュメンタリー映画『アロハ・フロム・ハワイ・リハーサル・ショー』も上映され、6時間以上に渡るイベントは大盛況となった。

亡くなって30年以上の時が経過するにもかかわらず、未だファンクラブが存在し毎年数百人がイベントに集まるというアーティストはやはり異例。2012年は没後35周年ということで、1月25日には完全生産限定盤の『エルヴィス・カントリー・レガシー・エディション」が発売される。本作は米で今から40年前に発売されゴールド・レコードにも認定されている『エルヴィス・カントリー』のレガシー・エディションということで、『エルヴィス・カントリー』の中でブリッジとして使用された「おいらは何でも見ちゃったよ」のフル・ヴァージョン、アルバム未収録のシングル曲「風に消え恋」、当時の未発表曲(その後CD化)「ア・ハンドレッド・イヤーズ・フロム・ナウ」の3曲が追加収録されている。また、Disc 2には同年発表された人気のアルバム『ラヴ・レター・フロム・エルヴィス』が収録され、こちらもボーナス・トラックとして、シングル曲のB面など3曲が収録されている。

本作の英語でのタイトルは「“I'm 10,000 Years Old” Elvis Country」。これから何年先もエルヴィスはこのまま語り継がれていく存在なのだろう。

エルヴィス・プレスリー『エルヴィス・カントリー・レガシー・エディション』【完全生産限定盤】
2012年1月25日発売
2CD SICP-3387  ¥3,990(税込)
歌詞・対訳つき
※在庫がなくなり次第販売終了となります

◆『エルヴィス・カントリー・レガシー・エディション』サイト
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