おんがく遊園地、12ヶ月間で1つのチャレンジを成し遂げる異色のコラムが話題に

「日本初、音楽で遊ぶサイト」というテーマを掲げ2011年秋にオープンし、急速に会員数を増やしているサイト“おんがく遊園地”が、新しく「ドラマコラム」という異色のコンテンツを立ち上げると発表し、話題を集めている。

「ドラマコラム」は、メジャーアーティストやその周りのスタッフ、さらには将来性のあるアマチュアミュージシャンまで、音楽関係者によるコラムなのだが、その内容が独特だ。具体的には、「12ヶ月間をリミットに、1つのチャレンジを成し遂げる」というテーマが設定されており、その模様は映像やテキストという形で1ヶ月に一回ドラマ仕立てに公開されていく。

テーマはそのアーティストごとに設定されており、例えば、「アルバムを作って、1年間で1万枚売り切る」といった内容や、「ホールでのワンマンライブを満員にする」といった王道的なテーマから、面白い内容では、「バツ3のアイドルが懲りずに結婚相手を探す」といった内容や「ひきこもりのボカロPが、ひたすらamazonで生活していく」といった内容。また壮大なものでは、10年前に流行った某番組のヒッチハイク横断のように、「路上パフォーマンスだけで全国横断」といった内容や「10万人の歌詞を繋げて曲を作っていく」といった内容もある。しかも、遊園地というだけあって、その目標に対して閲覧しているユーザーがサイト上から参加して、様々な助言や支援で応援できる仕組みが用意されているのも新しい。

このようなコンテンツを始める理由について、おんがく遊園地側によると、
「良いものが売れるのではなく、売れるものが売れる時代。将来性のあるアーティストがいたとしても、現在の仕組みでは、資本力がなければ、茶の間にまで認知させることは不可能に近い。キレイ事抜きで、そのような埋もれているアーティストに興味を持つきっかけを作り、そこから曲を聴いてもらえる流れを少しでも作りたかった」

との事。アーティストが消費されていく世の中で、1年間掛けてユーザーに興味を持ってもらい続けることによって、ファンになっていってもらおうというコンテンツだ。

また、ドラマコラムと同時に、注目のライブハウスや楽器講師などの特殊なコラムも同時に開始されるとあり、音楽界を盛り上げる新たなプロモーションスタイルになるのか、その詳細に注目が集まっている。

◆おんがく遊園地