ニッケルバック、反対派の署名に「文句なんか聞こえてこない」
ニッケルバックにとっては厳しい秋だった。
7作目のアルバム『ヒア・アンド・ナウ』の11/21のリリース準備をしていたとき、彼らはテイストバッズFMが主催した投票でもっともしらけるバンドに選ばれ、デトロイト・ライオンズの感謝祭の試合でのハーフタイム・パフォーマンスを辞めさせようという署名運動が起こされた。オンラインによる署名は4万を超え、世界中の注目が集まった。
しかし、バンドは動じることなく感謝祭の試合でプレイした。
「よくあることだ。オレたちは評論家のお気に入りになったりしたこともないし」とチャド・クリューガーは言う。「オレたちはたくさんレコードを売って多くのアリーナを満員にしている。そんなに文句なんて聞こえてこないよ」
ニッケルバックは世界中で5000万枚以上のアルバムを売っており、近作4枚はビルボード200のトップ10に入っているし、本国では1位になっている。トップ10メインストリームとオルタナティヴ・ロック・ヒットが17曲あり、うち11曲はアダルト・トップ40でもトップ10入りしている。
『ヒア・アンド・ナウ』は2008年のトリプル・プラチナ・アルバム『ダーク・ホース』に続いてバンドが「初心に戻った」作品だとチャド・クリューガーは語っている。
「これはオレたちの『ザ・ウォール』とかみたいな作品じゃないんだ。これは、4人の男がまたスタジオに飛び込んで11の新曲を書いてレコーディングしたってだけの作品。ひとつひとつの曲がちゃんと注目を浴びるようにしてやらなきゃね」
◆ニュース提供:ビルボード
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