日本初、音楽で遊べるサイト「おんがく遊園地」がオープン間近

9月15日にオープンする、ある音楽サイトが業界内で密かな注目を浴びている。「おんがく遊園地」と名のついたそのサイトは、その名の通り、音楽を聴くものではなく、コミュニケーションの道具として、誰もが遊べる交流投稿型サイトだ。

その中身が面白い。例えば、授業中に片思いの彼を思って書いた詩をサイトに投稿すると、プレイヤー達が各パートを重ねていき、最終的に曲になり、しかも最終的に想いを相手に伝えられるというコンテンツ。はたまた、有名人、アニメキャラ、歴史上の人物、自分自身など、投稿されたお題に対して、詩や曲がアップされ、「その人のテーマソング」を作るコンテンツ。

さらに、このサイトについているSNS機能が独特だ。既存のSNSのように、メッセージやブログ、日記などの機能に留まらず、なんと会員同士でオンライン上から遅延なくデュエットやセッションができるという。これにより、ここで出会った人とデュエットを楽しんだり、楽器プレイヤーであれば、その場で全国各地の猛者とバンドを組んだり、有名プレイヤーからのレッスンも自宅から気軽に受けられるといい、まさに「おんがく遊園地」の名の通り、音楽で遊べるコンテンツが満載だ。

さらに、そこからプロを目指したいアーティストは、そのセッション機能を使えば、スタジオ代やスケジュールを気にせず、気の済むままに自宅同士でリハーサルができるほか、サイト内で獲得したファンの応援によってポイントが貯まり、雑誌広告を打てたり、CDを全国流通できる機能もあるという。

今やニコニコ動画やこえ部など、芸術は一般人が主役の時代だ。ミリオンが年に数作品と音楽シーンに元気がないなか、文字通り「音を楽しむ」を掲げる、おんがく遊園地というサイトは、過渡期の音楽業界に大きなヒントを与えるかもしれない。

9月のオープンに向け水面下で準備が進んでいる。

詳細が決まり次第、お知らせしていくので、この新しい感覚で楽しめる「おんがく遊園地」をお楽しみに。

◆おんがく遊園地