逹瑯：焦らず、自分のペースでね。今解らなくても、先に行って見えてくることってあると思うから、頑張ってね。俺もそうだったから。

秀吉：結成して5、6年になります。ドラムのメンバー・チェンジとかはあったんですけど。常に歌詞を書く上ではスランプです。ちなみに、僕がムックの歌詞で好きなのは、「絶望」とか「ママ」です。

逹瑯：古いね（笑）。でも、あの頃の歌詞はまだいっぱい言いたい頃があったときに吐き出してる歌詞だからね。逆に今あの歌詞は書けないかも。

――昔の歌詞だと「家路」も好きだな。

秀吉：「家路」もいいですよね。

逹瑯：そのへんもそうだね。日常のちっちゃい欠片を歌詞にするものいまだに好きだからね。フォークってそういうとこだしね。

秀吉：そうですね。共感するとこありますね。

逹瑯：どういうタイプの女の子好きなの？

秀吉：え!?

――付いてって、付いてって（笑）！

逹瑯：どうされると好きになっちゃうとか。

秀吉：優しい子です（笑）。優しくされると好きになっちゃいますね、きっと。

逹瑯：でも優しくされたら悪い気しないもんね。何？　女子的には逆なの？　優しくされるとなんか下心あるように思う訳？

――あぁ、それはあるね。なんだ、コイツ。って。

逹瑯：あ、大丈夫だよ。武市まんに限ってそれはないから。武市まんへの優しさは、お爺ちゃんお婆ちゃんにかける優しさと同じだから。

秀吉：（口に手を当てて笑いを堪える）

――笑いを堪えるな（笑）。

秀吉：すいません（笑）。でも、それって本当の優しさを受けてるってことですよね？

逹瑯：そう。ナイス・フォロー。人間としてのね。でも、女性として見られての優しさではないから勘違いしない方がいいっていうね（笑）。でも、男って単純だからね。何回も目があったりしただけで、あ、あの子俺に気があるのかな？　ってちょっと好きになっちゃったりしない？

秀吉：しますします（笑）。

逹瑯：ね。男って単純だよね。男はホント馬鹿だからな。

秀吉：目を見られるとドキッとしますよね。ジーッと見られると好きになっちゃうかもです（笑）。

逹瑯：あははは。ね、男って単純だよね。で、その点女子はどうなのよ？

―― “何見てんだよ！”って感じかな。

逹瑯：あはははは。だから、大丈夫だって。武市まんをジーッと見てる人は、絶対にその気がある訳じゃないから。“すっげぇおもいっきり一重だな”って感心してるんだから。

秀吉：（口に手を当てて笑いを堪える）

――だから、笑うなら思いきり笑いなさい（笑）！　それに放っといて。気に入ってるんだから。

逹瑯：あはははは。気に入ってるんだ、その一重（笑）。なら良かった（笑）。

秀吉：あははは。酷いですね、逹瑯さん（笑）。

――ホントに酷いでしょ。でも、こういうのがモテるみたいよ。なんでか………。

秀吉：参考にして勉強します（笑）。

――しなくていいから。

逹瑯：あはははは。

――じゃぁ2人に男子代表として聞くけど、男子は初めて会う女子がまったく興味のない相手だったら、挨拶して3秒で目を反らすっていう心理学的統計があるらしいけど、2人もそう？

秀吉：え？　意識したことないから解らないな。けど、無意識に反らしてるんですかね？　なんかそれって結構感じ悪いですよね。

逹瑯：で、試してみたの？

――試してみたの！

秀吉：どうだったんですか？

――この前初めて会ったレコード会社の人と名刺交換したら、本当に3秒で目反らされた。

逹瑯＆

秀吉：あはははは（大爆笑）！

逹瑯：やっぱ出ちゃうんだね、本音がね（笑）。でも、ほら、そういう深層心理も歌詞となっていつかは出て来るかもしれないし。家でDVD見てるのもいいけど、いっぱいいろんなことを感じるのっていいことだと思うよ。だからいっぱい外に出て吸収して。

秀吉：はい。ありがとうございます！

逹瑯：まずはミニ四駆やろ。

秀吉：あはははは。はい！　誘って下さい！　頑張って作ってみます！　今日、すごくいい勉強になりました！　ありがとうございました！

逹瑯：焦らず、自分のペースでね。ライヴもそう。お客さんがすごく良かったって盛り上がってくれてるときも、完璧なライヴができたときも、なんか自分の中で虚しさが残っちゃうときってあったりすると思うのね。

秀吉：あ、あります！　逹瑯さんもあるんですか？

逹瑯：あるよ。俺もいまだにそこは何でなのか解らないままだし。今解らなくても、先に行って見えてくることってあると思うから、頑張ってね。俺もそうだったから。

秀吉：はい！　ありがとうございます。

逹瑯：あとは、電車寝過ごして遅刻して人に迷惑かけないように。

――げっ。本当にすみませんでした………（謝罪）。

秀吉：あはははは。最後まで言われましたね（笑）。楽しかったです。ありがとうございました！

⇒NEXT PHOTO

対談終了後メール

【機材協力】