妻夫木×松ケン初共演映画、主題歌は真心+民生のディラン・カヴァー

ポスト
妻夫木 聡と松山ケンイチの初共演映画『マイ・バック・ページ』(2011年5月28日公開)の主題歌が、真心ブラザーズと奥田民生のコラボレートによるボブ・ディランのカヴァー「My Back Pages」であることが発表された。

映画『マイ・バック・ページ』は、文芸・映画評論、翻訳、エッセイなど多岐に渡る分野で活躍する文筆家・川本三郎が、1969年から1972年までのジャーナリスト時代を綴った、同名のノンフィクション作品が原作。実在した事件を基に作り上げた、衝撃と感動の群像劇。

その主演を務めるのは、NHK大河ドラマ『天地人』で国民的俳優となり、最新作『悪人』で各賞を受賞、また東京ガスCMでのコミカルな演技も魅力の妻夫木 聡。そして、『デトロイト・メタル・シティ』『GANTZ』『ノルウェイの森』など数々の話題作で多彩な魅力を披露、2012年の大河ドラマ『平清盛』主演も決定している松山ケンイチ。監督は、『リンダ リンダ リンダ』(05年)が大ヒットを記録、今最も注目を集める若き奇才、山下敦弘。

この、日本映画界を代表する屈指の若き才能たちが集結した注目作『マイ・バック・ページ』。その主題歌となるのが、真心ブラザーズと奥田民生の初コラボによるボブ・ディラン作詞・作曲「My Back Pages」のカヴァー。

原作のタイトルにもなっているこの曲は、ボブ・ディランが自身の過去の内面的闘争を卓抜した歌詞世界で表現、1964年のアルバム『アナザー・サイド・オブ・ボブ・ディラン』の一曲として発表された。その後、数々の著名アーティストがこの曲をカヴァーしてきたが、真心ブラザーズもその一組だ。彼らが日本語詞でカヴァーした「My Back Pages」は、ディラン本人の主演映画『ボブ・ディランの頭のなか』(05年)のオープニング・テーマとしてサウンドトラックにも収録されている。

そして今回、映画『マイ・バック・ページ』の主題歌として新たに、真心ブラザーズとも親交が深い奥田民生と共演し再録。奥田民生が原詩(英語)で、YO-KINGが訳詩(日本語)で歌い分け、エヴァ―グリーンな名曲に新たな息を吹き込んだ。

1960年代終わりから1970年代初めという、激動の時代を駆け抜けた若者たちの心震わす青春を描いた本作。そのエンディングに流れる「My Back Pages」は、傷ついた若者たちを優しく包み込み、映画の衝撃と感動を一層盛り上げる。

本作について、YO-KING(真心ブラザーズ)、奥田民生、主演の二人と監督は次のコメントを発表している。

「OTと真心で、ぐっとくるカバーやりました。英語と日本語の混合です。すばらしいです。泣けます。夢にでてきます。免疫が強まります。ごはんがおいしくなります。かぜをひかなくなります。早寝早起きになります。やせます。もてます。人気者になります。本当かな。なるかどうかは聴いてからのお楽しみ。」――真心ブラザーズ/YO-KING

「まごころこめてやりました!」――奥田民生

「振り返る思い出達。いいことも悪いことも、今となっては愛しい。人から人へと繋がる思い。心に響きました。」――妻夫木聡

「世界観にとてもあっていて素晴らしいです!とても光栄です!」――松山ケンイチ

「この曲を初めてスタジオで聴いた時、楽曲それ自体の感動はもちろんのこと、3年間いろんな葛藤を経て作ってきた『マイ・バック・ページ』という映画が奥田民生さんと真心ブラザーズさんたちに唄っていただいたことで、ようやく終わることが出来ると確信し、監督として一人感動していました。僕の両肩に重くのし掛かっていた“1960年代”という荷物を降ろしていただいて本当にありがとうございました。」――山下敦弘監督


『マイ・バック・ページ』
2011年5月28日(土)公開
ストーリー
1969年。理想に燃えながら新聞社で週刊誌編集記者として働く沢田。彼は激動する“今”と葛藤しながら、日々活動家たちを追いかけていた。それから2年、取材を続ける沢田は、先輩記者・中平とともに梅山と名乗る男からの接触を受ける。「銃を奪取し武器を揃えて、われわれは4月に行動を起こす」沢田は、その男に疑念を抱きながらも、不思議な親近感を覚え、惹かれて行く。そして、事件は起きた。「駐屯地で自衛官殺害」のニュースが沢田のもとに届くのだった---。
出演:妻夫木 聡 松山ケンイチ、忽那汐里、石橋杏奈、韓英恵、中村蒼、長塚圭史、山内圭哉、古館寛治、あがた森魚、三浦友和
監督:山下敦弘
脚本:向井康介
原作:川本三郎「マイ・バック・ページ」(平凡社)
音楽:ミト(fromクラムボン)、きだしゅんすけ
企画・制作プロダクション:WOWOW FILMS、マッチポイント
制作協力:ビターズエンド
配給:アスミック・エース
2011日本/カラー/ヴィスタサイズ/ドルビーデジタル
(C)2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会

この記事をポスト

この記事の関連情報