アイアン・メイデンのブルース、サッカー・チームの移動フライトを操縦

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パイロットの免許を持ち、英航空会社アストライオス航空に勤務するアイアン・メイデンのフロントマン、ブルース・ディッキンソンは今週、イタリアで試合を行なう英サッカー・チーム、リバプールFCの選手が乗るフライトを操縦するそうだ。

◆「ザ・ファイナル・フロンティア・ディレクターズ・カット」映像

特にサポートするサッカー・チームはないようだが、ブルース・ディッキンソンは自らこのシフトを希望したという。彼はBBCにこう話している。「もともとはアイスランド、それからラスパルマス、テネリフェ島を回る(フライトを担当する)はずだったんだ。でも、こっちのほうが面白そうだから、俺がチームをナポリへ運ぶことにした」

ディッキンソンは、2006年に起きたレバノン侵攻の際、現地から避難する数百人の英国人を帰国させたり、アフガニスタンに勤務していたイギリス空軍のパイロットたちが英国へ戻るフライトを操縦するなど、パイロットとして立派な経歴を築き上げている。

が、本業は“アイアン・メイデンのフロントマン”のはずだ。夏にリリースした新作『The Final Frontier』は世界各国で1位を獲得したばかり。だが、ディッキンソンの話を聞いていると、パイロットの仕事とどちらが本職なのかわからなくなってくる。「どっちのほうが楽しいかって訊かれるけど、正直、答えられない。ただ言えるのは、歌をギブアップするつもりはまったくないってことだ。それがずっと俺の人生だったし、ラッキーなことに、休みをもらってそれ(音楽活動)をやれる仕事についている」


Ako Suzuki, London
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